YOSHIKIによる『紅白』パフォーマンス、GACKTの『格付け』連勝記録更新……年末から続く活躍ぶり

LUNA SEAはさらにハードロック色が強いパフォーマンスに

 かくいう筆者は12月28日、大阪でおこなわれた音楽フェス『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2023』へ参加。同日に登場したLUNA SEAのパフォーマンスを久しぶりに観て感銘を受けた。

 披露された全7曲はもちろんすべて歌えたし、壮大なロックバラード「I for YouI」(1998年)では、同曲を主題歌としたドラマ『神様、もう少しだけ』(1998年/フジテレビ系)のたくさんの名場面(劇中、深田恭子が無邪気に金城武に逆立ちを見せるところなどなど!)が頭のなかを駆けめぐった。

 SUGIZOが“スパイダーマンポーズ”のように大開脚して観客を指差しながらギターを弾く姿にも大興奮し、INORAN(Gt)とJ(Ba)がそれぞれ腰下辺りで低めに楽器を構えて演奏するところに「昔と全然変わっていない」とその格好良さに惚れ直した。なにより1990年代の頃よりもハードロック色が強くなっている部分に、バンドとしての若々しさと進化が感じられた。

L'Arc〜en〜Ciel、hide、SOPHIAは2024年に動きも?

 2024年は、L'Arc〜en〜Cielが2月8日より全国ツアー『ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND』を開催。メンバー4人がステージに揃うのは2022年5月の東京ドーム2デイズ公演『30th L'Anniversary LIVE』以来とあって、早くから話題となっている。

 さらにhideは2024年12月13日に生誕60周年を迎えるにあたり、2025年まで「hide 60th Anniversary プロジェクト」が展開される予定だ。こちらもどういった企画が行われるか、楽しみが尽きない。

 SOPHIAは2022年10月に日本武道館公演で復活を遂げ、2023年9月には18年ぶりとなる伝説のライブシリーズ『SOPHIA LIVE 2023 獅子に翼V』を成功させた。古巣・トイズファクトリーとの再契約も果たし、2024年はさらに広がりのある活動を見せるのではないだろうか。

 音楽面はもちろんのこと、さまざまな形で存在感を発揮している1990年代アーティストたち。その勢いは2024年、より増していくのではないだろうか。

関連記事