『ももいろ歌合戦』は本家越え? STARTO勢やVTuberら大晦日配信で揺らぐ『紅白』の地位

 12月31日に放送・配信される音楽関連番組の情報解禁が相次いでいる。

 これまで大晦日の音楽番組の象徴は『NHK紅白歌合戦』だったが、「エンタメが細分化した」と言われて久しい中、近年はさまざまな魅力的なコンテンツが大晦日に放送・配信されるようになった。

 特に今年はその傾向が顕著だ。もはや年末の恒例行事として欠かせない存在となっているももいろクローバーZ主催の『ももいろ歌合戦』が今年も開催され、ABEMAで配信される。また、Snow ManやKing & Princeら人気グループが公式YouTube等で年末特別配信を行うことを発表したほか、LUNA SEAがカウントダウンライブを開催、U-NEXTで生配信するなど、多数のコンテンツが大晦日に放送・配信される予定である。

 大晦日の19時20分より放送がスタートする『第74回NHK紅白歌合戦』。今年は「ボーダレス」をテーマに掲げている。司会は有吉弘行のほか、橋本環奈、浜辺美波、アナウンサーの高瀬耕造が担当。橋本は昨年に引き続き2回目の司会となり、浜辺は2023年前期連続テレビ小説『らんまん』で主人公の妻を演じたことをきっかけに、今回初司会となる。

 今年は椎名林檎、坂本冬美、郷ひろみ、さだまさし、星野源といったアーティストのほか、Adoや新しい学校のリーダーズ、MISAMO、SEVENTEEN、Stray Kidsといった若い世代の人気を集め、世界を舞台に大きな活躍を見せているアーティストらが初の出場を果たす。また、「アイドル」で世界的ヒットを飛ばしたYOASOBIや、10月に韓国デビューも実現させたNiziU、今年アジアツアーを行ったJO1といったグローバルな活躍の話題が絶えないアーティストの出場にも熱い視線が注がれている。

 さらに、デビュー50周年を迎えたQUEENも「クイーン+アダム・ランバート」として出場することが発表され、そのパフォーマンスに期待が高まっている。

 そんな『紅白歌合戦』以上に出演者が豪華なのではという声も一部で上がっているのが、横浜アリーナで開催される『第7回 ももいろ歌合戦 2023→2024』だ。

 『紅白歌合戦』のように、ももいろクローバーZのメンバーが2組に分かれて紅組と白組を率い、豪華アーティストによるステージを繰り広げる『ももいろ歌合戦』は、今年もABEMA SPECIALチャンネルによって無料で生放送される。

 先日第一弾出演者が発表されたが、一部で「本家越え」という感想が出るほど、今年も出演者の顔ぶれは非常に豪華だ。私立恵比寿中学やukka、超特急といったももクロの後輩でもあるスターダストプロモーション所属グループを筆頭に、西川貴教や氣志團などのほぼレギュラー的な出演者、さだまさし、泉谷しげる、松崎しげる、水前寺清子、小林幸子ら日本の歌謡曲を支えてきた往年のベテラン勢、さらにウマ娘 プリティーダービー、ミュージカル『刀剣乱舞』刀剣男士など、世代やジャンルに関係なく豪華アーティストがラインナップされている。

 初出場組にも近年の話題のアーティストが並び、TikTokで若者を中心に大バズりしたFRUITS ZIPPERやストリーミング総再生回数1億回を超えるヤングスキニー、『SPY×FAMILY』などの人気アニメに出演する声優の早見沙織、現在再ブレイク中の松平健、芸人枠にはグローバルに活躍したとにかく明るい安村など、老若男女が楽しめる旬な出演者を揃えていることが窺える。

 次はどんな出演者が発表されるのか、続報を楽しみに待ちたい。

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