RKID'z「向日葵」バイラルチャートイン 亡き友人に捧げるリリックがリスナーの胸を打つ一曲

Viral Chart Focus

 Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの11月1日付のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:KID PHENOMENON「存在証明」
2位:HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA「HALLOWEEN PARTY」
3位:楓「Just the Two of Us - Cover」
4位:K.E.I「Vacation」
5位:RKID'z「向日葵」
6位:tuki.「晩餐歌」
7位:The Citizens of Halloween「This Is Halloween」
8位:PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」
9位:原口沙輔「人マニア」
10位:Aliyah's Interlude「IT GIRL」

 KID PHENOMENONの「存在証明」が2週連続で首位を獲得した10月最終週のSpotifyバイラルチャート。この1週間、常に首位をキープし続けてきた「存在証明」の圧倒的な強さが印象的なチャート動向だが、季節を反映したこの時期ならでは楽曲や注目の初登場楽曲のランクインにも目を引かれる。

 まず、毎年恒例になりつつあるハロウィンシーズンにあわせた定番楽曲のランクインに注目していこう。L'Arc〜en〜Cielのhydeが主宰する期間限定のバンド、HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAによる「HALLOWEEN PARTY」が今年もトップ10圏内にランクインを果たしている。この楽曲は、直近5年間のSpotifyのバイラルチャートを振り返っても、毎年ハロウィンシーズンになるとトップ10圏内へランクインし続けている名実ともに定番のハロウィンソングだ。2012年のリリースから10年以上経過してもなお衰えない楽曲人気に驚かされる。また、The Citizens of Halloween「This Is Halloween」もハロウィンならではのランクインだ。ティム・バートンによるディズニー映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のサウンドトラックからランクインを果たしたこの楽曲。愉快で不気味なハロウィンの雰囲気が凝縮された世界的なハロウィンソングである。

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