East Of Eden、百戦錬磨の個性で圧倒した初ステージ “スーパーバンド”として集った5人の新たな物語
その後、メンバー一人ひとりがこの日の感想とEast Of Edenにかける思いを口にしていく。
MIZUKIは「(East Of Edenとして)初ライブだったんですけど、全然そんなことを感じさせない波長の合うメンバーばかりで、このメンバーでバンドを始められて本当によかった。ドラマーとして、ミュージシャンとしての目標がこのバンドでなら叶えられそうだなと、今日ライブをしていて思いました」とポジティブなコメントを寄せ、わかざえもんは「私はそもそも、ロックバンドに憧れてベースを買って、ここまで十何年間弾いてきたわけで、そもそもバンドへの憧れをずっと持った状態で音楽活動を続けてきました。こうして自分のバンドです、このメンバーで音楽していますという、一種の帰る場所をこのメンバーで作れたことがすごく嬉しい」と本音を吐露。
また、Yukiは「(ほとんどのメンバーが初対面だった中)最初に5人集まったときから、めっちゃ打ち解けられたんですよ。居心地がよくて、一緒にやっているのも楽しいし、レコーディングしている曲とか聴いてもめっちゃ刺激をもらえるメンバーばかり。生半可な気持ちではできないバンドなので、かなり腹を括って今日もこのステージに立っています。そして、Zeppに立つという目標のひとつを一緒に叶えさせてくれたメンバー、スタッフの皆様、お客様、本当にありがとうございます」、湊も「個人的にはもうグループはやらないかな、と思っていたんです。でも、お誘いをいただいて、こんなに素敵なメンバーが集まったので、やらないわけにはいかないなこれは、と思って。やっぱり片手間でできるようなグループじゃないよ、とさっきも言いましたが……たぶんそれだけが、私は言いたかったことです」と、それぞれ正直な気持ちを伝えていく。
そして最後に、Ayasaが「それまで音大でクラシックを学んでいた私が、まだ19歳とか20歳のときにSword of the Far Eastというバンドを通してロックと出会い、そこから約10年、いろいろな活動を通してたくさんのステージに立たせていただくうちに、ステージの上でバイオリンを弾くことが人生で一番大事な場所になりました。そんな活動の中で、このEast Of Edenのメンバーとも出会って。自分の人生の中で大切にしているステージで、こんなに素敵な皆さんとバンドを組んで、音を奏でることができたら、それは楽園なんじゃないかなと思って。今まではひとりで戦う場所だったステージを、ここからは私にとっては楽園になるだろうなと……」と涙を浮かべながら語り、続けて「このバンドも簡単に作れたわけではなくて、構想2年……すごいだろ(笑)? 2年以上かかって。途中でちょっと無理かな、できないかなと思った時期もあったし、もっと早くやりたいと思った時期もあったんですけど、今じゃなかったらこのメンバーは集まらなかったと思うし、このメンバーで活動するために過去があったんだなと思うと、無駄な時間はまったくなかったと思います」とここまでの経緯を明かす。そして最後に「East Of Edenは始まったばかり。ここから皆さんと歩く道が末長きものであり、そして楽しい道のりを一緒に歩んでいけるように頑張りたいと思います」と意気込みを告げた。
その後、12月20日にメジャー1stミニアルバム『Forbidden Fruit -1st piece-』がリリースされることがサプライズ発表されると、客席からは歓喜の声が湧き上がる。さらに、来春には新たなライブも予定されていることも伝えられ、会場がポジティブな空気に包まれる中、ラストナンバーとしてデビュー曲「Evolve [Extended Version]」をもう一度披露して、今後伝説に残るであろう初のステージを終えた。
百戦錬磨のメンバーが一堂に会したものの、バンドとしての可能性は未知数。そんなEast Of Edenがここからどんな進化を遂げるのか、ぜひ今後の動向に注目していきたい。
Poppin'Party×RAISE A SUILEN、初のツーマン公演で作り上げた熱狂 有明アリーナに刻んだ『バンドリ!』の新しい歴史
『バンドリ!』で活躍するリアルバンドたちが一堂に会する合同ライブ『BanG Dream! 11th☆LIVE』が2月4、5日に有…
岸田教団&THE明星ロケッツ、新たな10年へ歩みを進める所信表明 『転生したら剣でした』が結ぶバンドの過去・現在・未来
岸田教団&THE明星ロケッツのニューシングル『転生したら剣でした』が11月30日にリリースされた。前作『nameless sto…