プロ野球選手の登場曲、人気アーティストは? 阪神優勝への「栄光の架橋」、佐々木朗希のあいみょん愛……傾向を大調査

 また、いわゆる“アイドル”たちの楽曲を使用している選手が多いのも、プロ野球選手の登場曲の特徴かもしれない。名前を挙げていくと、SMAP、嵐、King & Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46などを確認することができる。また、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大選手はももいろクローバーZの「Re:volution」を、福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手はBiSHの「beautifulさ」を使用している。

ももクロ ALBUM『田中将大』-ジャケットメイキングMOVIE-

 選手の青春時代に流行った楽曲が登場曲として使用されることが多いと前述したが、最近のヒットチャートとシンクロする形で楽曲が使用される例も多い。

 たとえば、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手はあいみょんの楽曲を使用しており、自身が好きな曲だという「今夜このまま」を選曲している。東京ヤクルトスワローズの中村悠平選手はYOASOBIの「夜に駆ける」など近年のヒット楽曲を使用していることが確認できる。

 また、HIPPYの「君に捧げる応援歌」を使用している選手が多いのも特徴だ。2020年度のプロ野球選手の登場曲タイトル別ランキングで1位を獲得した楽曲でもあり、横浜DeNAベイスターズの深沢鳳介選手、阪神タイガースの井上広大選手、読売ジャイアンツの大城卓三選手などが使用している。

【MUSIC VIDEO】君に捧げる応援歌 / HIPPY

 海外アーティストの楽曲を選曲する選手も多い。たとえば、読売ジャイアンツの戸郷翔征選手はAviciiの「The Nights」を、オリックス・バファローズの山本由伸選手はVINAIの「Frontier (Extended Mix)」を登場曲に選んでいる。この他、BTSはじめK-POPアーティストの楽曲を使用している傾向も見られた。

 このように、プロ野球選手の登場曲は多岐にわたることがわかるが、傾向として、どの選手も自身の好きな楽曲を選曲しており、自分のプレーに勢いをつける意味合いでその楽曲を選んでいるということをあらためて実感する調査結果となった。選手の登場曲にスポットを当てて、ここからのクライマックスシーズンを楽しむのも一興かもしれない。

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