水野舞菜、西村歩乃果、長月翠、小澤愛実、阿部菜々実……ラストアイドル“オリジナル”メンバーは原石の宝庫だった?

長月翠は「お芝居の勉強をしてミュージカルに出る夢が見つかった」

 2021年7月にラストアイドルを卒業した長月翠は、その後、舞台作品への出演が続いている。

 『幽幻道士 キョンシーズ THE STAGE』(2021年)で共演したAKB48 大西桃香との対談動画(YouTubeチャンネル『voice - ヴォイス』)では「舞台はすごく好きで、卒業して始めることにしまして。最終的な目的地はグランドミュージカルに出たいなって。今までは舞台をやりたいという意思だけ持っていて、卒業してからいろいろやらせてもらっていたんですけど、何回も稽古や本番をやっているうちに私が得意なことを生かせるのはミュージカルだなって思ったので、お芝居の勉強をしてミュージカルに出る夢が見つかりました」と展望を語っている。

 2023年にはドラマ『犬と屑』(MBS)で連続ドラマへの初レギュラー出演も果たした。長月は作品のメインとしてはもちろんのこと、脇でも存在感を放つことができるのが強み。女優として着実に成長を遂げている。また、2023年には2冊目の写真集『翡翠ーHisuiー』も発売し、各紙でグラビアを目にする機会も増えているが、メディア露出の多さも彼女の武器と言えるだろう。

小澤愛実は指原莉乃から誘いを受けて≒JOYへ

 ほかにも元ラストアイドルのメンバーでは、小澤愛実が2022年6月に≒JOYへ加入。プロデューサーの指原莉乃は「彼女が前に所属していたグループのメンバーとしてステージに立っているのを見て、一緒に仕事がしたいと強く感じました」と強い想いをもって小澤を迎え入れた(※1)。

 松本ももな、橋本桃呼、籾山ひめりはHoneyWorksがサウンドプロデュースを担当する高嶺のなでしこのメンバーとして、山本愛梨、高橋みのり、奥村優希、畑美紗起、大場結女、髙橋美海、大森莉緒は『@JAM』など大型イベントにも出演して頭角をあらわしているミュージカル&音楽グループの×純文学少女歌劇団のメンバーとしてステージにあがっている(大場は2023年5月に×純文学少女歌劇団としての活動を終了し、JamsCollectionに加入)。また、ラストアイドルにて不動のセンターを務めた阿部菜々実は、“ネノ”として『IDOL 3.0 PROJECT AUDITION』に参加。10月7日に合格者が発表される同オーディションだが、阿部菜々実のアイドル人生の新章がここから始まるかもしれない。

 このようにラストアイドル以降も自分で「夢」を見つけて邁進している元メンバーたち。エンターテインメントシーンでも、将来を有望視されている元メンバーは数多い。現在の活動を見ると、“オリジナル”のラストアイドルがいかにタレント揃いだったかあらためて気付かされる。

※1:https://natalie.mu/music/news/483052

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