木村拓哉、男闘呼組との思い出語る 解散間際の武道館エピソードも、現在まで続く憧れの存在へのまなざし
9月24日、木村拓哉がラジオ『木村拓哉 Flow supported by Spotify』(TOKYO FM)にて、自身の“推し活”について語った。リスナーからのお便りをきっかけに「推し」や「憧れ」の人について聞かれた木村。「それこそ、非常に温かく接してくれた先輩の男闘呼組のみなさんだったりとかは、非常に憧れとして今もそうですけど、当時非常に憧れましたね」と振り返った。
「当時、直で聞いたことがありますね。“ヘアサロンどこに行ってらっしゃるんですか?”みたいなことを聞いて。“あ、あそこ!”とか言われて、“あ、ありがとうございます!”とか言って、同じとこ行って髪切ってもらったりしてましたね」と続ける。かつて、同番組では2019年4月のマンスリーゲストとして男闘呼組の岡本健一が登場したことがあった。そこでは、木村がどれだけ岡本に可愛がられていたのかがわかるエピソードが次から次へと語られていたのを思い出す。
「おい木村! メシ行くぞ!」と岡本がかつての木村を連れて行ってくれたのは、原宿の大人な雰囲気が漂うカフェバー。そこで唐揚げが乗ったピラフを奢ってもらったことをつい最近のことのように話す木村。また、木村が仮免許を取ったときには、2人でドライブに行ったこともあったそう。木村の慣れない運転にハラハラしたことを岡本に言われては「恥ずかしい」と大笑い。そんな懐かしい思い出話のなかに、このヘアサロンについて尋ねるやりとりも含まれていた。
当時、ロックミュージックにハマったことから、ピアスを開け、髪を伸ばしていった岡本。木村もその影響を受けて髪を伸ばし、金髪メッシュを入れたのだという。そのファッションは、当時のアイドル像からすると奇抜だったことから、大人たちに注意されたが、「今とにかく好きなことを全部やれ! 伸ばしたかったら、膝まで伸ばせ!」と岡本が背中を押し続けてくれたとも。また、男闘呼組の主演映画『ロックよ、静かに流れよ』についても「これは観たほうがいいです。僕は十何回観てますね」と力説していた木村。岡本から「すごいね(笑)。なんかセリフ覚えてたって?」と問われると、「あのカット割りとか覚えてます!」と笑いながらアピール。
木村にとって男闘呼組はステージで華々しいパフォーマンスを披露するだけでなく、映画や舞台などで「プロの人たちと一緒にものをつくるっていう醍醐味」を教えてくれる存在であったのだと語っていたのが印象的だった。
オフのときには、甘えさせてくれる兄貴分として。仕事場では、その姿勢から学ぶことの多い先輩として。外見のみならず内面までリスペクトしてやまなかった存在。だからこそ、2022年7月から2023年8月まで期間限定で活動を再開していた男闘呼組のライブには、こみ上げるものがあったのだろう。