Foo Fighters、Guns N' Roses、レッチリ、C&K……怪我を乗り越えた伝説のライブ ピンチをチャンスに変えるアイデアと情熱
日本にもデイヴやアクセル、アンソニーに負けないロック魂あふれる男がいる。The BONEZのフロントマン、JESSEだ。今年7月、秋田県で開催された『男鹿ナマハゲロックフェスティバル』に出演したThe BONEZだが、ライブ開始直後、1曲目の「Love song」を披露中にJESSEが膝を強打。後に2針を縫うことになる大怪我を負ったにも関わらず、ダメージを感じさせない熱いパフォーマンスを見せつけ、計7曲のセットリストを完遂してみせた。
そして、怪我を乗り越えライブを成功させたアーティストは、ロック界以外にも存在する。それは、2人組シンガーソングライターユニット C&Kだ。10周年を記念した初の横浜アリーナでのワンマンライブを前に、メンバーのCLIEVYが両足の踵骨を骨折するも、ただでは転ばないのがC&K。車椅子だけでなく、デイヴの“玉座”にも負けないど派手な特製デザインのカートを乗りこなし、満員の横浜アリーナを盛り上げた。工夫を凝らし、ピンチをチャンスに変える彼らのバイタリティと発想力には、驚かされる。
「Show Must Go On」。ショービジネス界でよく使われる言葉だが、実際に怪我を乗り越えながらライブを成功させたアーティストの姿を目の当たりにすると、彼らのステージに懸ける想いの強さを実感させられる。一方で、もちろんオーディエンスの力がアーティストを奮い立たせることもあるだろう。このように、ステージと観客席が互いにエンパワーメントし支え合えた瞬間にこそ、伝説のライブが生まれるのだ。
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