日本人ベーシストMoto Fukushimaが参加するハウス・オブ・ウォーターズ、ニューアルバム『On Becoming』リリース

 ハウス・オブ・ウォーターズが、9月8日にニューアルバム『On Becoming』をリリースする。また、同アルバムより収録曲「705」を先行配信した。

 ハウス・オブ・ウォーターズのダルシマー奏者 マックスZTは、ジャズ/フュージョンベーシストのヴィクター・ウッテンから、ロックバンドのグー・グー・ドールズまで幅広いジャンルのアーティストと活動。ニューアルバムについて、マックスZTは「アルバムのコンセプトは、コラボレーションに磨きをかけて、その瞬間や解放性、現在性、結合ツールとしての作曲、分離ツールとしての作曲に集中し、その両者の間を流動させることでした」と説明した。

 また、日本人ベーシストのMoto Fukushimaによると、バンドは“分かりやすさに繋がる解放性”を目指しているという。「自由な演奏をしたいと願っています。ただし全てを自由にすると、ある種の抽象的な音楽に見受けるように……私達と観客の間でコミニュケーションが取れなくなってしまうことがあります。ある程度の仕組みとバランスは保ちたいです」と彼は語った。

 同アルバムには、マックスZTとMoto Fukushimaが真っ先に声を掛けた共演者が参加。アルバム全編でアントニオ・サンチェスがドラムを担当し、ギタリストのマイク・スターンとボーカリストのプリヤ・ダルシニをゲストに迎えた。

 また、先行シングル「705」は、Moto Fukushimaが作曲を終えた7時5分がタイトルになっている。同楽曲は、9時に予定されていたライブの直前に完成したという。2022年に惜しまれつつ閉店したニューヨークの老舗クラブ『55 Bar』でのそのステージは、土壇場でのブッキングだったが成功に終わった。「あの曲の奔放さがアルバムに加わったのは、とても美しいことです。欠点ではなく、長所と捉えています」とマックスZTは語った。

 アルバムのプロデュースは、ハービー・ハンコック、クリス・ボッティ、ウェイン・シューターらを手掛けるガイ・エクスタインが担当。彼は、「私の役目は、世俗的な懸念に頭を悩ませずに、バンドが輝き、創造できる空間を作ることでした」と語った。

■リリース情報
ニューシングル「705」
配信リンク:https://orcd.co/houseofwaters-705

ニューアルバム『One Becoming』
2023年9月8日(金)リリース
配信リンク:https://orcd.co/onbecoming
【Tracklisting】
1. Folding Cranes
2. Avaloch
3. 705
4. Hang in the Air
5. Tsumamiori
6. Azures
7. Still 
8. The Wall
9. Kabuseori
10. Paper Planes

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