PKCZ®、サプライズ演出満載の熱狂的なステージ 初単独ライブ『感謝祭』で見せたユニットの楽しい未来

PKCZ®感謝祭レポ

PKCZ® DJ DARUMA
DJ DARUMA

 本編終盤に待ち受けていたのは【THROW BACK ZONE】。「今、世界で一番ホットな場所はどこですか!?」という白濱の煽りにDARUMAが「Right here!」と答えると、『HiGH&LOW』シリーズの挿入歌『MIGHTY WARRIORS (ALBUM Ver) feat. Afrojack,CRAZYBOY,ANARCHY,SWAY,MIGHTY CROWN (MASTA SIMON&SAMI-T)』と、三代目JSBの「Feel So Alive」を立て続けに披露した。EXILE THE SECONDの「GOING CRAZY」では、3人が「Choo Choo TRAIN」さながらのロールダンスをしながら、豪快にタオルを回す場面も。タオルを回すにあたって、持ち手を固く結びすぎて解けなくなってしまったMAKIDAIと、それを優しく解いてあげるDARUMAのやりとりには、ほのぼのとしたムードが漂っていた。きっとそこが、彼らが多くの人から愛される理由なのだろう。SNSを見ると、撮影タイムで“ぴけし隊”が撮影した写真にも、自然体で楽しむ3人の姿が収められていた。

 撮影後のMCでは、PKCZ®がJR東日本「FUN!TOKYO!」応援隊長に任命されたことを受けて、MAKIDAIが東京の名所を紹介する流れに。だが、渋谷や浅草の良いところを語るたびに、白濱からLDHアーティストの第二の地元・中目黒を激推しされ、MAKIDAIもタジタジに。最終的には、「上京してもう今年で15年経つんですけど、僕は中目黒が好きなんですよ! 中目黒中目黒中目黒ぉ!」と叫ぶ白濱に、MAKIDAIが「もういいじゃん!」と言い返し、「もういいじゃん」に突入した。それだけでも爆笑必至なのに、ふと気づくとDARUMAも、同曲のMVで白濱が被っていたマッシュルームヘアに変身しており、前向きな歌声を響かせる白濱と、サラサラのキノコヘアをなびかせるDARUMAが、交互に視線を奪っていく。MAKIDAIの「かいほぉ~お!」コール&レスポンスから始まったのは、「もういいじゃん」と同じく、白濱が作詞(JAY'EDと共作)を手掛けた「煩悩解放運動」。今市隆二やJAY'ED、DJ DARUMAが作詞に参加したラストナンバー「Gravity」では、スマホのライトで星の光を演出した。しかし、やはりそれで終わらないのがPKCZ®。幻想的に感じたのは一瞬で、白濱が歌いながら枕を持ってくると、ライブは意外な方向へ。ステージ上で横になったり、枕を振ったりと、前代未聞のパフォーマンスに笑顔が溢れる中、何でもありの本編が終了した。

PKCZ®

 アンコールで再び登場した3人は、最後の力を振り絞って本邦初公開の「PLAY THAT(ALAN Ver)」を披露。本来、ØMIやCrystal Kayが分担しているパートを1人で歌いこなす白濱に、ボーカルとしてのプライドを感じる一方で、長年PKCZ®の音楽を止めずに走り続けてきたMAKIDAIとDARUMAの顔には、ここからますます楽しくなるであろう新生PKCZ®に対する期待が輝いている。DARUMAも先のMCで言っていたが、「『PKCZ®感謝祭』、楽しかったですか!?」と呼びかけたMAKIDAI自身が、“ぴけし隊”以上にたくさんの感謝をもらったようだ。最後は一列に並び、フロアに向かって深々と一礼。メンバーがどれだけ感謝を伝えても、彼らを求める声は止むことを知らず、3人が颯爽とステージを去った後も、心地よい残響と熱が“ぴけし隊”とPKCZ®を繋いでいた。

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