日向坂46 加藤史帆、バラエティ番組で発揮するやり切り力 1st写真集でも期待の“周囲を笑顔にする存在感”
日向坂46 加藤史帆の1st写真集(タイトル未定/小学館)が6月20日に発売される。加藤といえば、5thシングル曲「君しか勝たん」でセンターを務めるなどグループのパフォーマンス面を牽引してきたメンバーだが、一方でバラエティ力も高く、冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、『ひなあい』)を中心に数々の名場面を作っている。
2016年5月に前身グループのけやき坂46(ひらがなけやき)一期生オーディションに合格した加藤。「かとし」の愛称で親しまれ、グループの中心メンバーとして活躍しており、高い歌唱力と“へにょへにょ”と表現される脱力系ボイスが特徴的。ファッション誌『CanCam』(小学館)専属モデルも務める。
そんな加藤はけやき坂46加入当初、冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)に出演した際、長濱ねる(2019年7月卒業)から「見た目からは想像できないおちゃらけキャラ」と紹介されており、その紹介文を体現するかのように、バラエティ番組で数々の爪痕を残してきた。
『ひなあい』で野球企画が行われ、ピッチングをした際にはボールを床に叩きつけるという予想もつかない行動を見せ、スタジオを盛り上げた。また、番組MCを務めるオードリー 若林正恭のフリから、何度かボールを床に叩きつけるという“天丼(くり返し)”を行い、笑いを増福させる対応力の高さも見せていく。その直後「私、バッティングが得意なんです」と申告し、打席に立って美しい軌道を描くホームランを放ったシーンは鮮烈だった。オードリー 春日俊彰は、あまりの綺麗な場外ホームランに爆笑。この一連の流れを“『ひなあい』の名場面のひとつ”と記憶しているおひさま(ファンの呼称)も多いことだろう。
加藤はバラエティにソロ出演した際にも、しっかりインパクトを残している。先日放送された『有吉ゼミ』(日本テレビ系)の“激辛グルメ企画”では「焔魔級!真紅の爆辛チキンスープカレー」を食べてたびたび苦悶の表情を浮かべていたが、根性で完食。佐々木美玲に続く快挙を達成した。目の前のことに全力な日向坂46メンバーの凄みを改めて実感した瞬間だった。
こうした加藤のバラエティにおける“やり切る力”は見事だ。チャレンジ精神が旺盛で、頭の回転が速い芸人に対しても臆することなく接する姿は“頼もしい”の一言。一方で、ネガティブ思考も持ち合わせていることはおひさまの間で共通の認識だろう。だからこそ、加藤のバラエティでやり切る姿は、プロフェッショナルに映る。