YONA YONA WEEKENDERS、大盛り上がりの記念日ワンマン 荒井岳史、蔡忠浩、原田郁子ら豪華ゲストも目白押しの“華金”に

 再び登場したDJ HASEBEのプレイを経て、ソウルフルなセッションからの「Open your eyes」から始まった2ndセット。4人にトロンボーンとトランペットのホーン隊も加わり、よりゴージャスになったサウンドが、先ほどのインターバルの間にますますお酒も回ってテンションが上がったLIQUIDROOMに鳴り渡る。酒が美味い、美味くてしょうがない。続く「SUI SUI」を終えた磯野くんも満足げだ。「1989’s」ではゆったりとしたグルーヴにホーンのサウンドが映える。オーディエンスのハンドクラップもいい感じで、1stセットとはまた違う一体感が生まれている。本当に仲間内のパーティみたいだ。

 観客のシンガロングも起きた「遊泳」、「みなさん、今日は足元の悪い中遊びに来てくれてありがとうございます」という磯野くんの挨拶に温かい拍手が送られた「光の中」を演奏すると、バンドが気持ちいいサウンドを鳴らし続ける中で再びの乾杯。「BUREIKO」を挟んで「R.M.T.T」に突入していく。すべてのラーメン好きに捧ぐこのアンセムにすぐさま反応したフロアから大合唱が起きる。そういえば恵比寿にもいいラーメン屋がいくつかあるよな、と思っているうちに、LIQUIDROOMはとんでもない盛り上がりを見せていた。キイチがステージの中央でジャンプを繰り返している。観客もすごい。もはやビートひとつ、ギターの1音に歓声が起きるレベル。宴もたけなわ、いよいよピークタイムの到来である。「これからもよろしくお願いします。最後まで楽しんでいってください」。磯野くんのそんな言葉から「東京ミッドナイトクルージングクラブ」で今一度フロアもステージもひとつにしてみせると、本編ラストはアッパーなダンスチューン「月曜のダンス」。その後のアンコールでは、カンペを手にした磯野くんが新作EP『into the wind」のリリースと全国ツアーを開催することを発表。「みんなも一緒に俺たちの風に乗ってほしい」と作品のコンセプトを伝えると、最後の最後まで遊び尽くして、YYW記念日ワンマンは終わりを迎えた。

 この日、ライブ後にはLIQUIDROOMの階上にあるカフェとギャラリースペースでアフターパーティも開催された。週末の夜を音楽とお酒で遊び尽くしたYONA YONA WEEKENDERSと仲間たち。思えばコロナ禍が猛威を振るっていた頃は、そんな遊びもなかなかできなかった。ライブハウスやクラブも以前の姿を取り戻しつつある今、YYWはいよいよ本領発揮のときを迎えるのかもしれない。

■EP情報
YONA YONA WEEKENDERS
5th EP『into the wind』
2023年6月21日(水)リリース
完全生産限定盤(2CD):2,500円(税込)
予約受付:https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VIZL-2195.html

EP特設サイト

■ツアー情報
『YONA YONA WEEKENDERS “into the wind” Release Tour』
8月5日(土)OPEN 17:00 START 18:00(渋谷クラブクアトロ)
8月12日(土)OPEN 17:00 START 18:00(梅田クラブクアトロ)
8月13日(日)OPEN 17:00 START 18:00(名古屋クラブクアトロ)
8月26日(土)OPEN 17:00 START 18:00(福岡BEAT STATION)

<チケット>
ALL STANDING ¥4,000(税込)ドリンク代別途必要

一般発売リンク
https://eplus.jp/yyw-2023/

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