村井邦彦『大人のラヂオ』出演へ

村井邦彦、ラジオNIKKEI『大人のラヂオ』出演 小説『モンパルナス1934』を語る

 「翼をください」「虹と雪のバラード」などを生んだ作曲家であり、荒井由実(現・松任谷由実)やYMOを輩出したアルファレコードの設立者でもあるプロデューサー・村井邦彦が、4月21日11時35分から放送されるラジオ番組『大人のラヂオ』(ラジオNIKKEI第1)に出演。外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一が聞き手となり、2023年4月30日に刊行する小説『モンパルナス1934』について語る。

『モンパルナス1934』
『モンパルナス1934』

 村井邦彦と日本経済新聞編集委員の吉田俊宏が共同で執筆した小説『モンパルナス1934』は、国際文化交流プロデューサーとして活躍した川添浩史(紫郎、1913~70)の半生を描いたヒストリカル・フィクションだ。川添は文化人が集ったサロンとして知られるレストラン「キャンティ」(東京・飯倉片町)の創業者でもある。村井と吉田は多くの資料と関係者の証言に基づき、大胆な創作を交えて壮大な物語を書き上げた。

 川添がパリのモンパルナスを拠点に活躍し始める1934年から、アヅマカブキ(日本舞踊)の一座を率いて欧米各地を回る中で梶子と出会って恋に落ち、夫婦でキャンティを開業するまでを描いている。さらに川添の没後にアルファからデビューしたイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の世界進出は、川添の薫陶を受けた村井がアヅマカブキの欧米ツアーをモデルにしていたという事実もドラマチックに明かされ、日本のポップカルチャーの源流を知るうえでも貴重な読み物になっている。

 番組では、発売前の『モンパルナス1934』の内容について、村井がいち早く解説するほか、2023年3月28日に亡くなったYMOの坂本龍一を偲ぶエピソードも明かされる予定だ。

■番組情報
『大人のラヂオ』
ラジオNIKKEI第1
毎週金曜日 11:35~12:30
毎週月曜日 21:30~22:25(再放送)
https://www.radionikkei.jp/otona/

■書籍詳細
タイトル:『モンパルナス1934』
村井邦彦 吉田俊宏 著
発売日:2023年4月30日
※発売日は地域によって異なる場合がございます。
価格:3,080円(税込価格/本体2,800円)
出版社:株式会社blueprint
判型/頁数:四六判ハードカバー/384頁
ISBN:978-4-909852-38-0

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