SixTONES 松村北斗、人間関係に悩んだ学生時代を明かす 「学校に行くことが楽しくないと思ったこともある」
内村光良、広瀬アリス、松村北斗(SixTONES)が4月6日、NHK放送センター にて行われた「2023 君の声が聴きたい」プロジェクトの記者会見に登壇した。
「君の声が聴きたい」プロジェクトは、NHKが昨年5月から展開している、子どもや若者の幸せについて考えるというもの。今年も5月に大型特別編成を行う予定だ。「2023 君の声が聴きたい」のコンセプトは“大人にできることは何か”。5月5日から12日の8日間、およそ50の関連番組で、若い世代の声からすべての世代と「幸せのヒントを、一緒に」考える。
昨年に続きプロジェクトメンバーを引き受けた理由を聞かれた内村は「面白かったからです!」と即答。「若い子たち、子どもたちの声を聞くというのは、私なんか(自分の)子どもぐらいしかなかったですからね。より多くの声を聞けて、自分も刺激になったので、今年もやるということで、ぜひやらせて下さいと。松村くんとアリスちゃんと心強いメンバーと共に楽しくやれたらと思っています」と挨拶した。
今回が初参加となる広瀬は「若い子たちの意見って私生活ではなかなか聞く機会がないので、ぜひ聞きたいなと思いました。彼ら彼女たちの目線、どういったことを見て日常生活をしているのかなっていうのは、知っておかないとなと思っています」とコメント。
松村は「僕はSixTONESというグループとしてNHKで『バリューの真実』という、10代のの声に寄り添って一緒に進めていく番組をやらせていただいてる分、子どもや若者の、うまく言えなかった声みたいものにすごく近い生活をさせていただいていて。だからこそそういう声を出せる、共有し合える場所というのを誰かが作るって大事だなと感じていたので、今回こういう機会に参加することに、責任感と楽しみという思い、どちらもありますね」と答えた。
プロジェクトのオープニング番組となる『君の声が聴きたい』は、「心」「家族」「学校」「社会」の4つのテーマを設定。気になるテーマを聞かれた松村は「番組で、特に学生の方に色々聞いていると、学校でのことが一旦その世代の子たちの全てのようなことを言う子が多くて。なので学校という枠組みにはすごく関心があります」と言う。
続けて『LIVE!君の声が聴きたい』で、スペシャルパフォーマンスをするあいみょんについて聞かれた松村は「歌声自体にも魅力がありますし、書かれる歌詞も胸をうたれる。そう感じる人は子どもに限らず大人もたくさんいる印象です」と答えた。
自身の学生時代で、どんなことに悩み、解決したかという質問に、松村は「学生時代は特に夢を追いかけるみたいな意識がすごく強い時期だったんですけど、当時は将来も漠然と不安だったというか。本当にこのままこの職業を続けてていいのかなとか、何も手につかなくなった分、当時はとりあえず先のことより、毎日目の前のことを頑張るエネルギーを探すようにしていた覚えがあります」とコメント。
今回の『バリューの真実』の見どころについて松村は「普段はガトーショコラの作り方を知りたいということにも答える番組なんですけど、今回のプロジェクトを受け、どちらかというと深刻な悩みの方にも目を向けて番組を作った」と語る。今回のメンバーの様子を聞かれると「メンバーがいつも以上に大人の顔をしていたなというか、温かい思いが溢れているような収録でしたね」と話す。
また友達に関して悩んだことがあったかという質問に、松村は「友人を作るのに苦戦したというか、一応友人って言っておける人を数人確保していたみたいな時代もあって。その気持ちが相手にも伝わり、ギスギスすることが多かったり、学校に行くことが楽しくないと思ったこともあります。無理せず、いろんな方と接するのをやめた時期があったんですけど、そういう性格の僕を魅力的に思って接してくれる人もいて、だから僕も嬉しくて返して。そうするとプラスの思い同士で接することができて、気づくと高校生以来10年以上、今も月に何度もご飯に行く友人ができた」と経験談を語り、「今は無理していない。悩んでいた期間がなかったら辿り着かなかったかなって思います」と答えた。
学生時代、気分が落ち込んだ時に激しましてくれたドラマや映画、音楽は? という質問に、内村は「失恋した時に『いとしのエリー』(サザンオールスターズ)に助けられましたね」と答え、松村は「もっぱらTEAM NACSさんの舞台を見て、すごく何かたぎる舞台が多くて、『俺、こんなに興奮するものを持ってるけど、あいつらには分かんねえんだ』、『じゃあ明日も俺しか知らない魅力を抱えた世界で生きてやる』みたいな、そういうエネルギーの付け方をしてました」と語った。広瀬は「好きな映画のサントラを一日中リピートでずっと聴いてたり、あとちょっとグロテスクな漫画を読んだりとか、一回現実世界から逃げてました」と笑いながら答え、「ショック療法なんですね」と内村と松村は感慨深げに納得していた。
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