なにわ男子、NiziU、幾田りら、マカロニえんぴつ、エレファントカシマシ……3月8日リリースの新譜5作をレビュー
幾田りら『Sketch』
幼少期をシカゴで過ごし、小学6年生のときにオリジナル曲を書き始め、中学生の頃から弾き語りのパフォーマンスを開始した幾田りら。YOASOBIのボーカル・ikuraとしても知られる彼女だが、その本質はシンガーソングライターだ。ドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)主題歌の「レンズ」、ドラマ『大奥』(NHK総合)主題歌「蒲公英」を収録した1stアルバム『Sketch』は、彼女自身が“心の日記”と語っているように、等身大の思いがちりばめられた作品となった。リードトラック「サークル」は、きらびやかなギターのアンサンブルと軽やかなメロディ、未来への光を感じさせる歌詞が一つになったポップチューン。青春時代の思い出の街を舞台にしたノスタルジックな楽曲「吉祥寺」など、新曲も充実。(森)
マカロニえんぴつ『wheel of life』
先行配信されたドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系)主題歌「リンジュー・ラヴ」は、マカえん流のミクスチャーロックと称すべきサウンドのなかで、諦められない恋、“あなた”への執着にも似た愛の在り方を描いた楽曲。プレイボールのサイレンから始まる「PRAY.」は、届かなかった、叶わなかった夢や目標をテーマにしたエモーショナルなロックチューン。長谷川大喜(Key)が作曲した「TIME.」は、洗練されたコード進行と重層的なアンサンブルとともに、愛と優しさが欠如した時代に向けたメッセージを放つ。さらに結成10周年記念ショートムービー「あこがれ」とリンクした「あこがれ(2022 再録)」も収録。憧れ、焦燥、希望、葛藤が入り混じる“青春”という名の感情を色濃く反映した作品だ。(森)
エレファントカシマシ『yes. I. do』
若い頃に思い描いていた、理想通りの人生を送れる人間などいない。誰もが羨むようなあの人もこの人も、心のなかでは“こんなはずではなかった”という思いを抱えながら生きている。普段は見て見ぬふりしているそんな事実と向き合いながら、宮本浩次(Vo)は、〈生きる それが答えさ〉と真っ直ぐに歌い上げる。新曲「yes. I. do」は、宮本自身、そして、エレファントカシマシの軌跡と現状を照らし出すと同時に、大人と呼ばれるすべての人間に突き刺さる人生賛歌だ。キャリアと年齢を重ねながら、常に“今”を歌う。だからこそこのバンドは、デビュー35周年を迎えた現在も、こんなにも生々しいロックを体現できるのだろう。粗忽で骨太でありながら、豊かさと温かさが溢れ出すバンドサウンドにも心を打たれる。(森)
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