JO1とINI、パフォーマンスとバラエティに見えるグループカラー LAPONE合同チャンネル設立で際立つ個性
他方、バラエティの観点から見てみると、JO1はとにかくボケまくる、ボケのぶつかり合いとも言える。集合写真を撮っても誰かが爪痕を残していたり、1人がボケ始めると皆が便乗して最終的にツッコミ役がいなくなったりと、まさに男子高校生のような明るい空気感が常に漂っている。
JO1公式YouTubeのコンテンツ「HI! JO1」でもさまざまな企画が行われているが、中でもEP.25の「JO1 品位チェック」では、デザイン違いの王子様風衣装に身を包み、真面目に品位を確かめるのかと思いきや、序盤の王子様風自己紹介からすでにボケスイッチON。木全翔也がアムロ・レイ風、白岩瑠姫が「イギリスにある自城デュナンズ城から来ましたルキ13世改め、ヴァン・シロイワです」と突然振られたとは思えない設定を入れるなど、頭の回転の速さには驚きだ。そして今回開設されたLAPONE公式YouTubeチャンネルの動画では、特に佐藤景瑚と川西によるキレッキレなナイスコンビネーションボケの一部始終を見ることができ、グループとしては後輩に当たるINIをバラエティ面でも積極的にリードしている印象を受けた。
INIはというと、笑いのセンスが抜群なのはもちろん、色々なメンバーがボケ属性もツッコミ属性も兼任できるのが凄いところ。ボケようとしているというより、普通に話していてもいつの間にかナチュラルにボケになってしまうのが日常茶飯事のグループなのだ。
INI公式YouTubeチャンネルのコンテンツ「INIフォルダ」内の企画で行われた「INI学力テスト」では、一生懸命回答しているはずなのに珍回答を連発してしまうという愛らしい場面も。また、同コンテンツEP.13、14の「スポーツテスト」では、大声を張り上げながら本気で己の限界をかけて競い合うも、要所要所でボケ倒す精神は忘れない。というよりも、彼らにとってはそれが通常の光景なのだろう。このようにグループ内ではボケとツッコミが飛び交っているが、JO1とのコラボ企画ではINIメンバーの発言にツッコむJO1メンバーに対して松田迅がさりげなく合いの手を入れたり、補足をしたりと、周囲への気遣いを欠かさない視野の広さを持っているのも素敵なところ。その平和な空間には、思わずMINI(INIのファンの呼称)の心にもあたたかな気持ちが溢れてくるに違いない。
このように深掘りしていくと、両者は全く異なった魅力を持っていることが分かる。各グループの色が明確になってきた今だからこそ生まれたのであろうLAPONEエンタテインメントのYouTubeチャンネルでこの先どのような企画が行われていくのか、ここでしか見られない化学反応が起きていきそうだ。
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