BTS、『Run BTS!』で揃う7人の姿 何歳になっても続いていく友だちのようなメンバーの絆
70歳になっても、友だちのような7人で
そんな和やかな食事シーンから始まった今回のスペシャルエピソード。そのメイン企画は、『天才発掘団』と名づけられた心理&頭脳対決だ。順番に数字の書かれたカードを出していき16を超えたら脱落していく「数字カードゲーム」や、脳波検知機能が搭載された猫耳を付けて嘘つきを当てる「ライアーゲーム」、自分にしか見えないサイコロの目を申告して駆け引きしながらコマを進めていく「異議ありゲーム」などに挑む。
末っ子なJUNG KOOKが最年長のJINにじゃれるようにイジりにいったり、いつも聡明なRMが「運がない」とうなだれて人間味あふれる姿を見せたり、笑い上戸なJ-HOPEが笑い転げて場がグッと明るくなったり、“クオズ”の愛称で親しまれている95年生まれのVとJIMINが息ピッタリな喜びのダンスを披露したり、その後ろでやれやれといった表情を浮かべてゆっくり着席して待つ保護者のようなSUGAの姿が見受けられたり……。どのシーンを切り取っても、BTSらしい平和な光景が広がる。カードを配るだけでも、6枚ずつにするか、1枚ずつにするかで、ワチャワチャと意見が飛び交う一同。そのにぎやかな様子に、JIMINがふと「10年経ったらもっとおしゃべりになるだろうね」とこぼすのが印象的だった。それを聞いたSUGAが「40歳で同じだったら全く大人になってないんだよ」とツッコミを入れると、JIMINが「70歳でも同じだと思いますよ」と笑う。すると、JUNG KOOKが「そのときは“さん付け”しないよ」とも。年上メンバーのことをなんと呼ぶのか問われ、「ちょっと! おい!」と呼ぶのだと返すと、一同に笑いが溢れるのだった。
その瞬間。7人の頭の中に70代になったBTSの姿が一斉に想像されたのかと思うとほっこりとする。続いてSUGAの「60歳になったらみんな友だちになるよ」という言葉に、JINが「30歳超えてもみんな友だちだよ」と続けたこともさらに心を温める。BTSは共に世界を舞台に闘う同志でありながら、とっくに友だちなんだと言わんばかりの言葉だ。そして、この先も年を重ねるごとに、さらに7人の距離は縮まっていくはずだと確信しているのが、また胸を熱くさせる。
ここから数年間、ソロ活動が中心となるBTS。それぞれの道を歩む直前での収録で、これだけBTSの絆を感じさせてくれる動画が届いたことは、ARMYを安心させるものだったに違いない。そして、嬉しいことにもう1本、7人が揃ったエピソードが公開されることも約束してくれた。今はその動画がアップされるのを楽しみにしつつ、また7人が揃って活動を開始する日のことを、そして何歳になってもゲームで盛り上がる仲睦まじいBTSに思いを馳せながら、彼らの次なる一歩を応援したい。
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