水樹奈々、宮野真守、蒼井翔太、内田真礼……相次ぐ声優の音楽特番出演 表現力と歌唱テクニックに注目

 今年も多くの声優アーティストが年末の音楽特番に出演した。その年に活躍したアーティストが揃い、ジャンルを超えた共演にも注目が集まる音楽特番。声優アーティストはどのような活躍を見せたのか、今年の出演と共に振り返りたい。

 12月7日放送の『2022 FNS歌謡祭』第1夜(フジテレビ系)に登場した声優アーティストは水樹奈々、宮野真守、蒼井翔太の3名。水樹は今年でデビュー35周年を迎える工藤静香、NEWSとそれぞれコラボした。水樹と工藤といえば2014年の『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)で「MUGO・ん…色っぽい」でコラボをしており、工藤と一緒に振り付けを交えながら披露していた。それから8年経った今年は工藤のソロデビュー曲である「禁断のテレパシー」を歌唱。メロディとハモリを交互に入れ替えながら工藤に負けないパワフルな歌唱を聞かせ、工藤の歌声をより一層引き立てた。NEWSとは2016年リリースの水樹の楽曲「絶対的幸福論」を披露。水樹の楽曲では珍しい男性目線の楽曲にNEWSの3人の歌声が入ることで、より楽曲に深みが増すように感じた。

 宮野はジェジュンと共に高橋真梨子の「for you…」を披露。ピアノとストリングスを中心としたアレンジは二人の繊細な歌声を美しく響かせた。初めてのコラボとは思えないほど息の合った歌唱には思わず息を飲むほどだ。蒼井は森高千里と共に森高の代表曲「私がオバさんになっても」でコラボ。かねてより森高のファンであると話していた蒼井のコラボステージには放送前から期待が寄せられていた。放送で蒼井は跳ねるような歌声で可愛らしく歌い、90年代アイドルソングを見事に表現した。

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