OCTPATH、『THme dome』で届けた深い愛情 さらなる飛躍を誓ったファンミーティングレポ

 終始楽しみながらTHmeの願いを叶えたOCTPATHだったが、バラエティコーナーの中にもメンバーの絆やTHmeへの熱い想いが感じられ、THmeにとっては素敵なクリスマスプレゼントとなったことだろう。

 メンバーが一旦去ると、ステージに粉雪が降りそそぎ、クリスマスツリーにライトが当たる。歌われたのは「Be with you」。歌詞のストーリーを体現するように、ツリーの元へメンバーが集う。この美しい演出はそれぞれの声の特徴や、高い歌唱力・表現力を輝かせ、運命的な絆を歌い上げたバラードの世界観をより尊いものへ押し上げたと言えるだろう。

 「All Day All Night」では、オーロラカラーの傘を使ったパフォーマンスで楽曲の世界を表現する。抜群のチームワークに加え、セットや舞台の形をうまく活かしたステージングで客席を魅了。誰がセンターに立っても華やかに個性が発揮される演出が見事だ。

 メンバーが次々にステージを後にし、栗田が一人ステージに残ると、プレゼントボックスの中からハンドベルを取り出し鐘の音が鳴る。すると、黒いローブを身に纏いフードを深く被った太田がステージ中央に登場。指揮をすると「our Good Time」のイントロが流れ、サンタ衣装に身を包んだメンバーが再登場した。かわいらしい振り付けやメンバー同士のアイコンタクト、アイドルらしい眩さが散りばめられたパフォーマンスに会場のTHmeも大盛り上がり。キュートな表情と圧倒的なダンス力、OCTPATHの魅力がぎゅっと詰まった一曲に、メンバーと同じようにペンライトを振ったり、大きな手拍子を送るなどTHmeも全力で応えて会場が一つになる。

 曲が終わると「メリークリスマス!」「ありがとう」「最高なクリスマスになりましたか? 来年ももっともっと楽しみにしていてください!」と会場に呼びかけ、本編は終了した。

 アンコールでは、リアルタイムのWEB投票で「IT’S A BOP」と「Playboy」の2曲のうち1曲が選ばれることに。結果「Playboy」が82%と圧倒的な支持を得て、キラキラの白衣装に身を包んだOCTPATHが再登場。キレのあるダンス&ボーカルで場を圧倒した。この楽曲は古瀬直輝が振り付けを担当したこともあり、「みんなに愛されていてすごく嬉しいです」と感動した様子を見せる。「IT’S A BOP」が選ばれた時のために、海帆は柔軟運動をして準備をしていたと明かし、「やっとく?」という声に応え、美しい見事なバク宙を披露するシーンも。サービス精神旺盛なメンバーたちに、会場は大きな拍手と歓喜に包まれた。

 最後にひとりずつ、この一年を振り返りながらTHmeへのメッセージが贈られた。THmeが与えてくれる愛情に感謝しながら、それを返していきたいという強い想いが感じられる熱いコメントのなか、嬉しいことだけではなく悔しさや歯痒さもあったという率直な言葉に、さらに成長していきたいという強い気持ちが感じられる。愛と感謝を惜しみなく言葉にする彼らに、想いを寄せながら一言一言に応えるように頷くファンの姿も多く見られた。栗田は「THmeとおる時間がめちゃめちゃ楽しい。1年も経ってないのに、こんなに大好きやなという気持ちが大きくなるとは思ってなかった」と、ファンへの愛を率直に語った。

 この日のラストナンバーは「Best Shot」。THmeとの強い絆、そして愛と感謝が詰め込まれたこのキュートな一曲は、OCTPATHとTHmeとの未来への約束のようだ。曲が終わってもまだ気持ちが伝えきれないというように「大好き!」「ありがとう!」と叫びながら、会場隅々にまで手を振り続ける。最後にメンバー全員で手を繋ぎ、太田が生声で「また来年のクリスマスを僕たちにください! 今年、本当にありがとうございました!」と叫ぶと共に、THmeの笑顔と拍手でファンミーティングが幕を閉じた。

 この一年で大きな飛躍を遂げたOCTPATHだが、まだまだ夢の途中であり、その道程をTHmeと共に歩んでいきたいという固い決意を終始感じさせた。ダンスやボーカル、ステージの演出といった表現力や技術のみならず、それぞれの個性やグループの絆でファンを笑顔にする“OCTPATHらしさ”は、同じように熱い気持ちで見守るTHmeがいるからこそ発揮されるのだろう。来年の彼らがますます楽しみになる、メンバーとTHme双方の愛に溢れたファンミーティングであった。

OCTPATH、賑やかなトークと圧巻のパフォーマンス メンバーとの強い絆とTHmeへの感謝伝える

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