YONA YONA WEEKENDERS、会場中を心地よく踊らせたツアーファイナル グッドメロディの連続で“お酒が進む一夜”に

 YONA YONA WEEKENDERSが開催した、最新EP『嗜好性』のリリースツアーファイナル公演。12月11日に恵比寿LIQUIDROOMで行われた本公演は、彼らが掲げる“ツマミになるグッドミュージック” の意味を身をもって体感するライブだった。

 ライブを観るまでは、その言葉を「ぜひお酒を片手に自分たちの音楽を楽しんでほしい」というニュアンスだと思っていた。間違いではないと思うが、キャッチコピーのとおり、彼らの音楽は本当に“ツマミ”になるのだ。これには正直驚かされた。美味しいおつまみがあるとお酒がどんどん進むように、YONA YONA WEEKENDERSのリラックスできるメロディや温かみのある優しい歌声、絶妙なテンポで刻まれるビートを聴いていると気持ちよくなり、どんどんお酒が欲しくなる。主張しすぎないのに耳や心にはしっかりと響いてくる。この音楽性が、これ以上なく心地よい。立場上お酒を持たずに鑑賞していたが、一人のリスナーとして来場していたら何杯飲んでいただろうか。こんなにお酒が飲みたくなるライブは初めてだった。そんな一夜を振り返る。

 SEが流れ始め、小原“beatsoldier”壮史(Dr)、キイチ(Gt)、スズキシンゴ(Ba)、磯野くん(Vo/Gt)、サポートの西恵利香(Cho)と高橋遼(Cho/Key)を含めた6人がステージに姿を現した。「東京、ただいまー!」と磯野くんが挨拶し、『嗜好性』に収録されている「Ice Cream Lovers」でライブがスタート。磯野くんの温かみのある歌声と西のコーラスが美しく重なり、安らぎのある音楽を作り出していく。リスナーものっけからグッドメロディに体を委ね、全身で楽しんでいた。

 夢についての思いを込めたメッセージソング「いい夢」の後は、恒例の乾杯タイムを挟み、「1989’s」へと展開。お酒を飲みながらゆらゆらと揺れたくなる1曲だ。滑らかだが、しっかりとアクセントの効いたドラムソロや、ワウのかかったギターサウンドを存分に味わうことができた。さらに「Good bye」では、メロディックなキーボードと磯野くんの歌声のみのパートにじっくりと聴き入る場面も。

 その後は「唄が歩く時」と、ミドルテンポナンバーを続けて投下。ふとフロアに目をやると、リスナーたちは踊るように体を揺らしたり、クラップを鳴らしたり、リズムに手を挙げたりと、それぞれ思い思いのままに音楽を楽しんでいた。

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