雨宮天、花澤香菜、佐倉綾音、宮野真守……加速する人気声優のドラマ進出を考える
一方、男性声優では宮野真守が素晴らしい活躍を続けている。2022年は『DCU』『石子と羽男 ―そんなコトで訴えます?―』に加え、秋にはドラマ『君の花になる』(TBS系)にレギュラー出演。7人組ボーイズグループ・8LOOMのマネージャー・添木ケンジ役を演じた。それだけでなく2023年1月からスタートする、彼にとってキャリア初の月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)にも出演が決定している。
そんな宮野だが、活動の場はドラマに止まらない。本業のアニメ作品に声優としてキャスティング・関連イベントへの出演はもちろん、今年3月から4月にかけてはミュージカル『神州無頼街』に福士蒼汰とバディとなって主演を務め、11月22日から12月25日にかけては『MAMORU MIYANO ARENA LIVE TOUR 2022 ~ENTERTAINING!~ supported by JOYSOUND』と題したアリーナツアーを3公演を行う。エンターテインメントの求道者のような活躍を見せている。
ほかにも加藤英美里、三澤紗千香、関智一、梶裕貴といった声優が実写ドラマに登場しており、昨年には三石琴乃が『リコカツ』(TBS系)で初の連続ドラマレギュラー出演したことも話題になっていた。このように、主演級の役回りでシリーズを通して出演するだけでなく、各話においてスポットの当たる役に起用されるケースが増えてきている。アニメのアフレコや稽古の時間、関連イベントへの出演に加え音楽活動、メディア出演など、トップをひた走る声優たちは多忙を極めている状況だ。
そういったなかで新たに実写作品での演技に挑戦するのは、先にも述べたように「演技者」「表現者」として演じてみたいという欲求であったり、ひとつ上の表現力を身につけようというマインドセットがあるからではないだろうか。飽くなき探求心や飢餓感がそこにはある。
加えて、デビューするまでの過程で、演者としてのレッスンに励み、演技の基礎を学ぶことも多い声優は、元々役者向きなスキルを持っているというのは重要であろう。今後はより声優がドラマ作品に出演する機会が増えていくかもしれない。
※1:https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20221323.html
※2:https://www.ntv.co.jp/tokyo03sutaa/articles/25693qi4q16wgz5xpjqz.html
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