猪塚健太×小関裕太×山﨑光×岩崎友泰、『SUPER HANDSOME LIVE 2022』にかける思いと自らへの刺激

 アミューズ所属の俳優たちによる、毎年恒例のファン感謝祭『SUPER HANDSOME LIVE』。「ハンサムライブ」の通称で愛される同公演は歌、ダンス、ミュージカル、フィルムなどのエンターテインメントが詰まっており、2005年から続いている。17年目を迎える今年は20周年に向けてのスタートを切ることになり、2022年12月29日、30日に『Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2022 "ROCK YOU! ROCK ME!!"』を開催。新旧多くのハンサムたちが出演を果たす。

 そんな同公演で披露される新曲「ハンサムサンバ」が、12月14日にリリース。先輩ハンサムの1人である平間壮一は「今回は僕たち先輩ハンサムも多く出させていただいているので、ハンサムライブが僕たちにとっても、お客様にとっても戻れる場所とし て、一緒にこの曲を楽しんでいけたらいいなと思います」、小関裕太は「サンバのリズムがキャッチーなので覚えやすく、盛り上がる一曲です!」と語っており、盛り上がることは間違いなさそうだ。同曲は「無礼講!!!」や「親孝行!!!」といった人気曲を手掛けたFLOW・TAKEの作詞・作曲。陽気なサンバサウンドに、日々の生活やSNSに疲れてしまった人々の背中を押すような歌詞が詰め込まれており、声は出せずとも踊って盛り上がりたくなる仕上がりだ。実際、『チーム・ハンサム!』の公式SNS等にて、新原泰佑による振付動画も公開される予定である。

 「ハンサムサンバ」によって、さらに盛り上がることが想像に難くない同公演。リアルサウンドでは先輩ハンサムの猪塚健太、小関裕太、後輩ハンサムの山﨑光、岩崎友泰の4人にインタビューを行い、同公演に対する思いを語ってもらった。(高橋梓)

感謝の気持ちを頑張って伝えたい、届けたい

――まずは、『SUPER HANDSOME LIVE 2022 “ROCK YOU!ROCK ME!!”』に出演するにあたっての意気込みを教えてください。

猪塚健太(以下、猪塚):僕はステージ全編通して出演するのがかなり久々なんですよね。多分、8年ぶりくらいかな。最近は「先輩ハンサム」としてゲスト枠で出演することが多かったんですよ。なので卒業したと思っている人もいるかもしれないですね。だからこそまたステージに立ってファンの皆さんにお会いできるのはすごく大きいことと感じています。役者をやっていると、皆さんに感謝の気持ちを直接伝える機会ってなかなかなくて。なので、感謝の気持ちを伝えつつ自分自身が楽しんで来年に向けて頑張ろうという気持ちになれたらいいですよね。今回再び選出してもらったので(笑)、レギュラーに戻れるように爪痕を残していきたいと思います!

小関裕太(以下、小関):僕は、今回いろんな世代が混ざっていることがすごく面白いなと思います。僕や渡邊圭祐くんが最年長になって去年完成した世代、ハンサムの基盤を作ってくれた先輩方の世代、新メンバーの世代の3層が交わる瞬間は見どころです。先輩たちがいない間にできた曲もたくさんありますしね。例えば、去年作られた曲を先輩が歌ったら新しい色が生まれそう。他にも、僕らと先輩が一緒にオリジナル曲を歌うのも素敵だと思います。

猪塚:それ、いいね。

小関:見に来てくださる方々もいろんな世代が混ざると思うんです。先輩方を応援するために『ハンサムライブ』に行っていて、今回久しぶりに見に来る方も多いはずですし。そういう方は知らない曲もあると思うんですよね。なので、新しい曲を発見してもらえそうです。こんな風に、いろんなものが混ざった時に生まれるものってあるはず。それを違和感ではなく今年ならではの面白さとして捉えて、みんなが楽しめるカラフルな『ハンサムライブ』を作りたいです。

――新たなケミストリーに期待です! そして山﨑さん、岩崎さんは今回が初出演です。

山﨑光(以下、山﨑):ずっと出たいと思っていたので、今回出演できることになってめっちゃ嬉しいです! 2021年と2020年の『ハンサムライブ』を見せていただいたんですけど、お客さんも出演者も熱量がすごくて。僕もあんな風にお客さんに熱いものを伝えられたらいいなと思っています。まだ新人なのでどうしたらいいかはわからないんですけど、とりあえず突っ走ってみます!

岩崎友泰(以下、岩崎):『ハンサムライブ』はファン感謝祭だと思うので、「感謝の気持ちを頑張って伝えたい、届けたい」という思いが一番です。アミューズに入る前から応援してくださっている方も、アミューズに入っていから僕を知り応援してくださっている方、友だちや親、支えてくださっているスタッフさん含め、いろんな方に「ありがとう」の気持ちを届けられるように全力で頑張ります。届け!! ここまで書いてください(笑)。

一同:あはは!

――バッチリ書いておきます(笑)。そんな『ハンサムライブ』は今年で17年目。今までを振り返って一番印象に残っていることはどんなことでしょうか。

小関:僕は健太さんのキューティーハニー。2012年だったかな。キューティーハニーに扮して登場されたんですよね。

猪塚:ポップアップでね。

山﨑:僕も見ました!

小関:見た? 当時、最年長の健太さんがキューティーハニーをやったっていうのがすごく印象に残っています(笑)。

猪塚:(佐藤)健と(水田)航生に押されてたやつね(笑)。僕はそういうところでしか爪痕を残せないので、ノリノリでやらせてもらいました。僕なりの精一杯です。

小関・山﨑・岩崎:いやいやいや(笑)!

猪塚:僕は、やっぱりハンサムといえばオリジナル曲。それまで既存の曲をカバーしてライブをしていたんですけど、2012年に初めてオリジナル曲だけでライブをやって。それぞれの持ち歌を含めてアルバムを作ってもらって、ライブも完成させたんですよね。『ハンサムライブ』がひとつの到達点に達した感じがあって、すごく感動的でした。

猪塚健太

――カバーはカバーの良さがあると思いますが、やはりオリジナル曲だとパフォーマンスする気持ち的に違いますか?

猪塚:そうですね。カバーってどちらかというと、遊び心が強い側面があると思うんです。みんな知っている曲だからお客さんも自然と盛り上がってくれますし。でもオリジナル曲だと「盛り上げるぞ」っていう気合いのスイッチが入る気がしますね。

岩崎友泰

岩崎:2012年でいうと、登場シーンがめちゃくちゃかっこいいんですよ。この間、光とも話していたんですけど、お1人ずつ出てくる姿、3人ずつ出てきたりする姿もかっこいいし、音もかっこよくて「豪華すぎる!」って思いました。その印象が強いので、「『ハンサムライブ』に出られるよ」って言われたときは「あれをやるんだ」ってテンションが上がりました。同時に「俺にできるんだろうか?」とも思って、光と話し合っていました。

山﨑:めっちゃ話したよね。僕も2012年が一番好きなんですよ。

――2012年の人気が根強いですね。

山﨑:本当に素晴らしいので見ていない方は、一度見てほしいくらいです。その他だと、2013年のミュージカル風のお芝居。

猪塚:あった、あった! 福田雄一さんが演出してくれたやつね。

山﨑:今の『ハンサムライブ』とは全く違っているんですけど、オリジナリティある脚本がめちゃくちゃ面白くて。もう、漫画の世界なんですよ。ストーリーの展開も好きで、すごく印象に残っています。

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