OnlyOneOf、シャ乱Q「ズルい女」カバーへのチャレンジで得た手応え 二度目の来日公演での涙の意味も
6人組ボーイズグループ OnlyOneOfが、2ndシングル『ズルい女』をリリースした。表題曲はシャ乱Qの同名曲のカバーで、原曲のキャッチーなメロディを生かしつつ、彼らならではのセクシーさが加わったアレンジに。同曲はもちろん、カップリングに収録される「ヒドい男」や、二度目の来日公演を振り返って感じることなどについて、和気藹々と話してもらった。なお、リアルサウンドYouTubeチャンネルにて後日コメント動画も公開予定だ。(編集部)【記事最後にプレゼント情報あり】
つんく♂からのメッセージのおかげで自信を持って歌うことができた
――新曲「ズルい女」はJ-POPの名曲カバーですが、最初にオリジナルのシャ乱Q「ズルい女」を聴いた時の印象を教えてください。
キュビン:「この曲は間違いなく大衆から愛されてきた、レジェンドな曲だ」と感じました。
ユジョン:うん、すごくわかりやすいというか。大衆が受け入れやすい要素が入っていますよね。
――1995年にリリースされた曲なので、ほとんどのメンバーはまだ生まれていませんよね。
ナイン:そうなんです。だから僕らは、「ズルい女先輩」と呼んでいました(笑)。
――それにしても、オリジナルの「ズルい女」と、OnlyOneOf版「ズルい女」は、だいぶ印象が違う曲に仕上がりましたね。
キュビン:僕たちもオリジナルからあまりに変わっていて、びっくりしました! オリジナルの印象的なホーンがイントロにないし、今時の感じになっているし。
リエ:OnlyOneOfならではのスタイルに生まれ変わりましたよね。原曲のいいところを活かしながら、僕らなりの楽曲に変えられた気がします。
――原曲の作詞作曲を手掛けたつんく♂さんから、OnlyOneOfに長文のメッセージが寄せられていましたが、どのように受け止めましたか?
ミル:まずつんく♂さんには、リメイクを許諾してくださって、本当に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
キュビン:つんく♂さんから見たら、僕らには足りないところもあったと思うのに、評価していただけてすごく嬉しかったです。
ナイン:それに、よい評価をいただいたおかげで、ライブの時も自信を持って歌うことができました。
――つんく♂さんはJ-POPの大ヒットメーカーなのですが、皆さんはどんなイメージを持っていますか?
キュビン:レジェンド! 僕たちのトータルプロデューサーでもあるJaden Jeong(チョン・ビョンギ)さんも、幼い頃からつんく♂さんの曲が大好きだったそうで、「こんな機会があって光栄だ」とおっしゃっていました。
ナイン:そんな伝説的な方なのに、素晴らしいメッセージをくださったり、プレゼントや差し入れをしてくださったり、とてもフレンドリーに接してくださって、感謝しかないです!
――何をいただいたのですか?
ナイン:ハワイのクッキーを。
ミル:美味しくいただきました!
リエ:ライブの時に、お花もくださったんですよ!
――素敵な先輩ですね。皆さんが「ズルい女」を歌うにあたって心がけたことは?
リエ:歌詞の内容には悲しさがあるのですが、歌うときは少し明るめに歌うことを心がけていました。
ミル:僕たちの普段のボーカルスタイルとはちょっと違っていたというか。変える必要があったんです。それが少し大変でした。
――日本デビュー曲「suit dance(Japanese ver.)」のスーツからビジュアルも大きく変化しましたが、1人ずつ今回の自分の特徴を教えてください。
ジュンジ:僕は髪をカットして、色もツートーンに変えました。
リエ:僕も髪型と色を変えてみました。
ミル:僕は、おでこを見せました(笑)。
ユジョン:僕はデビューしてから初の金髪に! あと、カールした髪も特徴です。
ナイン:僕は全員が変わってしまうとOnlyOneOfだと気づかれなくなってしまうので、あえて何も変えませんでした。
――でも、インナーがメッシュで、セクシーになりましたね。
ナイン:はい。身体に変化を与えました。
――鍛えたんですか?
ナイン:あー……、一生懸命食べて頑張りました(笑)。
ミル:ナインさんの場合、運動は寝ることなので(笑)。
キュビン:僕はもっとセクシーなイメージをアピールするために、髪をちょっと伸ばしました。ロックスターの雰囲気で。イャ〜(シャウト)♪。
――「ズルい女」のミュージックビデオの見どころを教えてください。
リエ:全部です。全部カッコいい!
ユジョン:衣装の色が白と黒に分かれていて、それによってメンバーたちのイメージも変わってくるところにも注目してほしいです。
キュビン:撮影日が韓国で記録的な大雨が降った日だったんです。道路が冠水している中、撮影所に向かいました。逆境を乗り越えて完成した作品なんです。
――韓国では「制作中にアクシデントが起きるとヒットする」という言い伝えがありますよね。
一同:そうです、そうです。そうなると思いました。
――では、「ズルい女」のパフォーマンスの見どころを教えてください。
ナイン:〈来ない 来ない 来ない〉のところで手をフリフリします。シンプルです。
キュビン:あらゆる年代の人に真似してもらえるように、シンプルな振付けにしました。ぜひ真似してほしいです。
――上手く踊る秘訣は?
キュビン:手と一緒に身体にウェーブを入れると、かっこよく見えます。
――ウェーブが難しいです……。
キュビン:その時は、表情をかっこよくしましょう(笑)。
――ポイントとなっている〈来ない 来ない 来ない〉ですが、メンバーの中で待っていても来ない、遅刻をよくする人は誰ですか。
ナイン:それはもちろん、「できるブラザーズ」! ルームメイトのキュビンとナインです。
キュビン:2人とも朝が弱くて。目が覚めるといつも、すでに時間がオーバーしているんです。それでナインさんに「どうする?」と聞くと、「まだできる、できる」と言いながら起きます(笑)。日本に来てからも「できる」を言わなかった日はありません。
ナイン:でも、「できる!」と叫びながら起きて支度をすると、なんとか間に合うんですよ。
キュビン:はい、それを「できる効果」と呼んでます。読者の皆さんもやってみてください(笑)。
――2人の部屋だけ、ちょっと時間の流れが違うのかもしれないですね。
ナイン&キュビン:そうかもしれませんね。
――本当に間に合っているんですか?
ミル、リエ、ジュンジ、ユジョン:僕たちからのコメントは差し控えます。
ナイン:できる!
――「ズルい女」のカップリングが「ヒドい男」というのも、斬新でした。
リエ:「ズルい女」がリズミカルなダンス曲なら、「ヒドい男」はミディアムテンポの感性豊かな曲。歌声をじっくり聴いてください。もちろん、タイトルからわかるように、関連性のある内容なので、ストーリーにも注目してほしいです。
――ちなみに、この6人の中で1番「ヒドい男」は誰ですか?
キュビン:(即答)ミルさん(笑)。
ユジョン:なんで?
キュビン:僕たちは天使ですけど、ミルさんはひどい男で悪魔です(笑)。
ナイン:実は僕には「ヒドい男」の師匠がいたのですが、師匠が引退して、僕がその座を引き継ぎました。
――師匠は誰なんですか?
キュビン:俺だ!
一同:(爆笑)。
――では、「ズルい男」は誰ですか?
キュビン:ナインさん! ナインさんはゲームの途中経過が危うくなると、誤魔化します。本当に「ズルい男」です!
ナイン:(負けて)罰ゲームは受けたくないじゃないですか(笑)。でも真の「ズルい男」はユジョンじゃない?
ユジョン:あ、それには理由があって……。「ズルい女」のミュージックビデオを公開したときに、SNSに「ズルいユジョン」と書き込んだんです。そのイメージで……。
ミル:楽しそうに書き込んでましたよ。ユジョンさんは、顔が綺麗だから、ズルいです(笑)。めっちゃ似合ってますよね?