ハロー!プロジェクトOGファンクラブ「M-line club」 アイドル卒業後の活躍も見守る仕組み作り
化学反応を起こす場としての「M-line club」
「M-line club」は、OGやハロー!プロジェクト現役メンバー、ファンにとっても意義の大きい活動だ。
OGにとっては、慣れ親しんだ環境で卒業後も活動を続けることができ、ソロ活動への移行をスムーズに行える。また、鈴木愛理が公式YouTubeの動画の中で「現役のときの曲の良さをもう一度知ることで、今の活動にも生きている所があるんじゃないかと思う」と語ったように、コンサートなどでハロー!プロジェクトのさまざまな楽曲に触れられることは、ソロ活動に良い影響を与えているようだ。音楽活動だけでなく、矢口、辻希美のようなタレント活動や、工藤遥のような女優としての活動も「M-line club」に所属したまま行っている様子を見ると、タレント本人の希望に合った活動もできているように見える。
「M-line club」の存在は現役メンバーへの影響も大きいと考えられる。近年は松本わかなや筒井澪心、櫻井梨央のように、ハロー!プロジェクトのグループに憧れて加入するメンバーも増えており、高橋、田中といったレジェンドメンバーとコラボレーションできる機会があることは、現役世代への刺激やモチベーションとなるとともに、卒業後のロールモデルともなりうるだろう。
そして、ファンにとっても、長年の推しメンバーが引き続きハロー!プロジェクトの楽曲を披露してくれることは安心感があり、さらに推しメンバーの現役世代や他OGとのコラボという新たな楽しみが増えることにもつながる。
「M-line club」はたくさんの「M」を「線」でつなげ、大切な仲間(Mate)と創る(Make)、というその名称の由来通り、ハロー!プロジェクトが長年築き上げてきた人材と楽曲、ファンという財産をすべて有機的に結びつけて「化学反応」を起こす場となっているのである。
※1:https://ameblo.jp/angerme-ayakawada/entry-12029086955.html
※2:https://logmi.jp/business/articles/325668
※3:https://www.crank-in.net/interview/107646/1
※4: 『アイドル、やめました。 AKB48のセカンドキャリア』大木亜希子著 宝島社
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