i☆Ris、Run Girls, Run!、GuilDrops+……見渡しにくい声優×アイドルシーンの現状 22/7など発展遂げるグループも
声優とアイドルに留まらず、さらに要素をミックスすることで新たな道を切り拓くグループも存在する。デジタル声優アイドルとして活動している22/7(読み:ナナブンノニジュウニ)はそのひとつだ。活動は声優自身と2次元のキャラクターの二軸で展開されているが、キャラクターがバーチャルアイドルとして活動したりイベントに出演するなど、キャラクターとリアルメンバーである声優の活動バランスが『ラブライブ!』など既存のメディアミックスとは異なっている。バーチャルとリアルどちらでのライブ活動も行うほか、楽曲のMVも2Dからモーションキャプチャを利用した3D、リアルメンバーによるものまで、2次元と3次元を流動的に行き来しながら活動する。モーションキャプチャ等の技術を使うことで、声優とアイドルの、そしてバーチャルとリアルの懸け橋となっている存在だ。
声優がアイドル活動をする以外にも、声優とアイドルを融合させたグループがいる。声優アイドルとしては例外的な存在だが、指原莉乃がプロデュースする=LOVEは、代々木アニメーション学院による「声優教育」を施した新しい声優アイドル。現在はアイドルとして高い人気を集めているが、声優デビューを果たすメンバーもおり、今後どのような活動を展開していくかにも注目だ。
声優業とアイドル活動のバランスやメンバーの内訳など、様々なスタイルがある現在の声優アイドルグループ。アイドルと声優を取り巻く状況がどのように進化し発展を遂げていくのか、今後も期待したい。
(※1)https://www.famitsu.com/news/201804/29156629.html