DEEP SQUADも認めた心悠、SNSで広がる美しい歌声と独特の歌詞センス その魅力を紐解く
心悠の魅力は、なんと言ってもその歌声の美しさだろう。まるで天使のような透き通るボーカルは、聴いているだけでも癒しを感じる。時おり聴かせる低い音程でのハスキーな要素もギャップが感じられて良い。18歳という若さならではの、大人と子供の間で揺らぐような儚い歌声とでも言うべきか。高音を切なく歌い上げる姿は、神々しさすら感じさせてくれるものがある。
たとえば、今年4月にリリースした初のオリジナル曲「ミヤコワスレ」でもその歌声は存分に味わえる。作詞作曲を自身が担当し、アレンジャーには新進気鋭の音楽プロデューサー・maeshima soshiを迎えたこの曲は、別れや卒業をテーマにしたバラード。シンプルなピアノの伴奏から始まる序盤から少しずつサウンドが広がりを見せ、そのなかでサビで聴ける抜けるようなファルセットが心地いい。彼女の歌声の魅力が非常によく表れている楽曲だ。
そんな心悠が、7月27日に待望の新曲「ナイトキャップ」を配信リリースした。
本作は、別れ際の女性の内面を描いた失恋ソング。タイトルの「ナイトキャップ」とは、寝る前に飲む“最後の一杯”を意味する言葉で、終わりを迎えた恋にいつまでもすがる気持ちが込められてる。歌い出しの〈あなたが褒めたこの髪色 変えられないんだ〉という未練がましさを感じるフレーズが印象的で、それを暗い雰囲気で歌う彼女の表現力が見事だ。
また、〈69デ74〉と書いて“ろくでなし”と読ませるなど彼女のワードセンスも面白い。こうした作詞面の特徴も心悠の魅力だ。
前作でアレンジを担当していたmaeshima soshiは今作でもプロデュースで参加。それによってハンドクラップや力強いビートをふんだんに用いたリズミカルなナンバーに仕上がっている。彼女のTikTokには名曲カバーのほかにKep1er「WA DA DA」やリアーナ「Rude Boy」のダンス動画も投稿しているため、「ナイトキャップ」のダンスも期待したいところである。
たぐいまれな美しい歌声と、独特の歌詞センスが魅力の心悠。ステージに立つだけでなくSNSを駆使して人気を集める姿は、従来とは違ったセンスを見せているZ世代ならではのものだと感じる。彼女が繰り出す今後の活動から目が離せない。
■リリース情報
心悠(みゆ)
2ndデジタルシングル「ナイトキャップ」
2022年7月27日(水)各配信サイトにてリリース
配信:https://miyu.lnk.to/Nightcap
■関連リンク
TikTok:https://www.tiktok.com/@miyu_03.0830?
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC6Rgo7Hmrm4Gk9jMkGO2q-g
Instagram:https://www.instagram.com/miyu_03.0830/
Twitter:https://twitter.com/miyu_officia1