Hey! Say! JUMPメンバー分析 第5回:髙木雄也、ミュージカルで開花したポテンシャル 歌声やダンスで楽曲に加えるアクセント

楽曲のアクセントとなるセクシーな低音ボイス

 髙木はグループの中でも大人びた雰囲気を持ち、“セクシー担当”と言われることも多く、美しい低音のボーカルが大きな魅力だ。ミュージカルを経験してからは、安定した声量はもちろんのこと、歌声に表現力も加わり、より表情豊かになっている。特に落ちサビを担当する際には、サビを担うことの多い山田涼介や藪宏太の歌声との相性も非常に良く、楽曲全体のアクセントになっているように思う。また、キュートなイメージの楽曲でも髙木のワイルドかつセクシーな声質がいい持ち味となり、Hey! Say! JUMP独自のカラーをもたらしている印象がある。

 ダンスパフォーマンスおいては、高いダンススキルを持つグループの中でも、自身のスタイルのよさを生かしたダイナミックなパフォーマンスが特徴だ。「狼青年」の緻密なヴォーギングや「Try & error」のシンクロダンスでも、髙木のスインギーなダンスが楽曲の世界観に躍動感をプラスしているように思う。

Hey! Say! JUMP - 「狼青年」Dance Practice Video
Hey! Say! JUMP - Try & error [Official Live Clip]

 そんな大人っぽくクールなイメージのある髙木であるが、メンバーと一緒のバラエティ番組では一転、リラックスした表情を見せる。名だたる俳優との共演で研鑽を積みつつ、その経験をグループ活動に反映するスタイルは、メンバーやファンにはよく知られたものであろう。前述の『ブロードウェイと銃弾』では、ミュージカル主演というプレッシャーや稽古と並行してグループの配信ライブのリハーサルを行うなど、一時期は心身ともにボロボロな状態になったという(※3)。しかし、そんなピンチも乗り越え、多彩な役どころに挑戦するたびに輝きを増す髙木。次にどのような挑戦を見せてくれるのか心待ちにしたい。

※1:https://www.chunichi.co.jp/article/433618
※2:『TVガイドPERSON vol.114』
※3:https://www.chunichi.co.jp/article/250709

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