JO1、ショーケースイベント『PARTY With Us』で川西拓実の誕生日を祝福 11人の“絆”も感じた一夜に
初のアリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』の開催を秋に控えたグローバルボーイズグループ・JO1。ツアーに先駆け、神奈川・KT Zepp Yokohamaにて6月20日、JO1 2ND ALBUM発売記念ショーケースイベント『PARTY With Us』を開催した。オリコン週間アルバムランキング1位を獲得し、「Billboard JAPAN Top Albums Sales」において自己最高累積売上となる初週30万枚を越える売上を記録、ウィークリーチャート1位を獲得した2ndアルバム『KIZUNA』の購入者を対象に、抽選で選ばれた500名を招待した同イベント。初パフォーマンスとなる楽曲を含む5曲を披露したほか、トークやゲームで盛り上がった。
「ピンポンパンポーン」。開演5分前、佐藤景瑚による影ナレーションが始まった。「これ何?」「やば!」と、そばにいるだろうメンバーに読み方をたずねる声が漏れ聞こえてくる。途中の難しい漢字の羅列と複雑な言い回しには「あぁもう!」ともどかしげ。メンバーが、大笑いする声も聞こえてきた。読み終えたあとには、会場からあたたかな拍手が湧き起こる。
アルバムリード曲「With Us」をオープニングナンバーにイベントはスタート。リリース期間中に歌い込んできた楽曲だからこそ、ゆとりも感じられ、笑顔がこぼれる。歌い終えたメンバーが一列に並ぶと、鶴房汐恩が衣服を整えるため、隣の豆原一成にマイクをパス。受け渡しの際、互いにぺこりと会釈する姿がかわいらしい。
白岩瑠姫は配信で視聴するJAM(JO1のファンネーム)にも声をかけ、金城碧海は、少し照れながら英語でも呼びかける。全員が挨拶を終えると、ハリー杉山の司会のもと、着席してトークセッションへ。大平祥生は「皆さんも座ってください」とJAMを気遣う。また、上手にて前後に座った木全翔也と川西拓実が互いに手を振り合う、微笑ましいシーンもあった。
先述したように、『KIZUNA』が自己最高売上を記録したことについてハリーが触れると、與那城奨は誰よりも早く、深くお辞儀をした。與那城は、河野純喜が「Touch!」の作詞に参加したことに話題が及んだ際にも、誰より先に拍手を送る。それは会場中にも伝播した。
アルバム収録曲の紹介では、「流星雨」について尋ねられた佐藤のふわふわした答えに、木全が「瑠姫くん助けて」と助け舟を出す。バトンを受け取った白岩は、みごと聴きどころを解説。「ありがとうございます」とお礼をしつつも「僕もそう言おうと思ってました」と、佐藤はいつでも、皆を笑わせることを忘れない。メンバーのトーク中、他メンバーの油断をハリーは見逃さない。川西や鶴房が不意打ちで話を振られたのだが、それぞれの回答には、はっきりと個性がみえた。
続いてはゲームコーナー。「JO1楽曲クイズ」は、白岩がメインパーソナリティをつとめる『JO1のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)でも盛り上がった、同時再生された楽曲を当てるクイズだ。
多くのメンバーが耳を澄ませて考えるなか、與那城はなぜか毎回、立ちあがり、木全はステージに背中を向けて集中。鶴房は、あくまで「ゲーセンの音」だと主張する。個人戦がいつの間にかチーム戦になっているのも彼ららしい。
誤答の連続にも「JO1、曲増えたねー」と、素直な喜びを言葉にする木全に会場はほっこり。そんな彼は、続く逆再生クイズにて無双状態に。アドリブパートクイズを含め、おおいに盛り上がった。
続いて、イントロに乗せて曲振りを行う「即興DJ曲振りゲーム」。鶴房はグルーヴと勢いで勝負、佐藤は独自の方向性を貫き、河野は立ち上がって“らしさ”全開。めずらしくあたふたと追い込まれ、大声を張り上げる白岩の姿には、今にも笑い出しそうなメンバーたち。しかし最後にはラジオDJ、かつJO1のプリンスらしく決めてみせた。
にぎやかなトークから一転、「Walk It Like I Talk It」、「Algorithm」とダンスナンバーを続けて披露。声もパフォーマンスも、次から次へと主役が飛び出してくる感覚だ。目視せずともフォーメーションを変えていくさまに、重ねてきた練習と互いへの信頼関係が見える。木全や川尻は、サイドでの待機中も音を楽しんでいた。
「いつかJAMとタッチを交わせたら」という河野の願いを込めた「Touch!」。「Touch」のフレーズに合わせて、メンバーとJAMがエアーハイタッチを交わす。與那城と金城、川尻蓮と鶴房など、メンバーもそれぞれ、目が合えばハイタッチ。白岩と木全、大平と豆原らは肩を組んで寄り添い、笑顔いっぱいの時間を届けた。