SixTONESの6月はお祝いラッシュ ジェシー、田中樹、松村北斗……誕生日メンバーの活躍ぶりにフォーカス

 そんなジェシーのじゃんけんを見て、声に出して笑い「そんな日があってもいいじゃないか」とすかさず言葉を添えた田中。ジェシーがギャグならば、瞬時に的確な言葉を繰り出せるのが田中だ。

 6月15日に27歳の誕生日を迎えると、Twitterでは「#じゅったん爆誕」などのハッシュタグでお祝いのメッセージが多数寄せられていた。田中のファンはもちろん、自分が好きなジャニーズと田中のペアのファンも多いのではないだろうか。

 田中がメインパーソナリティを務める『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)も3年目に突入。メンバーをはじめ、ゲストを迎えても一貫して滑らかな進行を続ける。リスナーであるリトルストーンからは少々いじられがちだが、そんな関係を築けたのも田中の親しみやすい人柄ならでは。また、ラジオ番組に単独でゲスト出演する機会も訪れた。4月18日放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、事前に“ジャニーズの爆弾”の触れ込みを受けての登場。この日は残念ながらDJ松永が体調不良により欠席した回で、R-指定と二人でのトークを展開。ジャニーズの上下関係エピソードから一気に距離を縮め、ゾンビ、ギャルと共通の話題で盛り上がっていた。

 6thシングル『共鳴』のカップリング曲「FASHION」のMVでは、爽やかで可愛らしい表情を見せたのに対し、「わたし」ではまた大人な雰囲気で、大サビでは感情たっぷりに歌声を響かせた。昨年夏放送のドラマ『うきわ ―友達以上、不倫未満―』(テレビ東京系)では、爽やかな年下彼氏感と、どこか煮え切らない複雑な心情、そこに渋さが加わった表情で魅了。昨年はジャニーズ伝統の舞台『DREAM BOYS』にSexy Zone 菊池風磨のチャンプ役として出演。今年も上演が決定したように俳優としても活躍している。

 そして、18日に27歳の誕生日を迎える松村北斗。ドラマに映画と俳優としての活躍に、様々な雑誌で表紙を飾ったほか、『ViVi』3月号(講談社)の人気企画、「国宝級イケメン」の“NOW部門”で殿堂入りを果たした。その人気ぶりは表紙を務めた『ViVi』特別号の完売を筆頭に、女性ファッション誌へのリピート登場に加え、『装苑』(文化出版局)、『25ans』(ハースト婦人画報社)、メンズ雑誌『Men's PREPPY』(ヘリテージ)など初表紙を飾る雑誌も増えた。それぞれにコンセプトが設けられているものの、一つとして同じものはないと言い切れるほどに様々な表情をみせる。

 〈有り得ない〉と松村の繊細な歌声で始まる7thシングル曲「わたし」。松村が出演するドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)の挿入歌として劇中で初披露と、斬新な手法でファンを驚かせた。映画『ライアー×ライアー』での主題歌に続いて、今回は挿入歌での起用と、松村出演作品とSixTONESの楽曲を結び付けている。

 この一年は俳優として突き抜けるような活躍を見せ、特に連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)での雉真稔役でさらに幅広い層に名を轟かせた。CM出演も複数あり、ソロとしての活躍も目覚ましい。その傍ら、自ら“陰キャ”を公言し『トークィーンズ』でも“陰キャ”視点とトークスキルで笑いをもたらした。雑誌のインタビューでは「身を守る部分もある」と語っていたが、ガラスのような繊細さを感じる一方で、だからこその息を呑むような表情が生まれるのだろう。

 さて、ファンクラブサイトで公開中のMyバースデー動画では、誕生日のメンバーを中心にしてメンバー総出で笑いに溢れる動画を届けてくれる。この先もきっと笑顔の絶えない雰囲気が続くのだろうと、思いっきり笑いながらも温かい気持ちにさせられた。6人構成でグループ名にも“Six”が入り、6月生まれが3人いるSixTONES。なんだか特別な意味を持つ6月だけに、誕生日メンバーはもちろん、SixTONESが存在してくれることも祝いたい。

関連記事