SEVENTEEN、『Face the Sun』に込めたパワフルな気持ち 「悩みや野望も盛り込んだアルバムになった」

 SEVENTEENが、5月27日に4枚目のフルアルバム『Face the Sun』をリリースした。今作は、2021年10月にリリースされた9thミニアルバム『Attacca』以来約7カ月ぶり、フルアルバムとしては2019年9月にリリースされた3rdアルバム『An ode』以来約2年8カ月ぶりのリリースとなる。すでに国内外で先行注文量200万枚を突破するなど、早くも自己最高記録を達成するほどの注目度を誇る今作の発売を記念し、オンライングローバル記者会見が行われた。

SEVENTEEN

 アルバム発売日を迎え、「フルアルバムの4枚目が出せるようなアーティストになって感慨深いです。今回もとても素敵な姿をお見せしたいと思っています」とS.COUPS。MINGYUは「4枚目のアルバムはタイトル通り、僕たちが太陽のようにパワフルに、野望や新しい世界に向き合おうという希望のメッセージも込められています。タイトル曲、「HOT」のストーリーにも注目していただけたら」と、WOOZIは「このアルバムにはSEVENTEENが伝えようとする感性と感情を余すところなく込めました。それぞれが内面の悩みを象徴する影を乗り越え、より強靭な存在となり、正面から立ち向かって戦い、前に進むという希望のあるメッセージを込めています。多くの皆さんに愛していただきたいです」とアルバムに込めた思いを語った。

 今作がソロ曲やユニット曲のない、全曲団体曲になることは企画段階で決定していたことだという。「久しぶりに出すフルアルバムですし、本来の姿を見せたいと思ったので」とWOOZIが説明。アルバムタイトルにもある太陽というキーワードについては、「太陽はとても莫大な影響力を与える存在なので、僕たちもそのような存在になりたいという意味が込められています」とVERNONが語った。

 さらにこの日は、「HOT」のMVが初公開された。

SEVENTEEN (세븐틴) 'HOT' Official MV

 「「HOT」は強く情熱的な抱負が含まれており、しっかりとしたアイデンティティを持っていると思う」とDKが感想を話すと、振りについてはHOSHIが「今回、見てくださる方々が快感を感じられるパフォーマンスを準備していますし、多くの方々が真似しやすい振り付けにもなっています」と立ち上がり、メンバーが歌う中、JUNとともに「HOT」のサビの振りを披露する一幕もあった。

 「アルバムの事前プロモーションを通じて、13人それぞれの恐怖を紹介する映像を公開しましたが、アルバムを通じて恐怖を乗り越え、強靭になった姿を見てほしい」とDINOが語ったように、アルバム発売に先駆けて公開された映像では、影の部分も積極的に見せた彼ら。この日はホワイトダイヤモンドの指輪を付けていたメンバーだが、「トレーラー映像では、暗い姿を見せるためにブラックダイヤモンドの指輪を付けたんです。見にくいかもしれないけど、注目して欲しい」と細やかな部分までこだわったことを伝えた。

 自身の影の部分を見せた理由については、SEUNGKWANが「僕達のそのままの姿を見せたいと思い、いつもの爽やかなイメージを表現するための悩みも含め表現するべきではないかと思ったので盛り込んでみました」と説明。「多くの人たちが記憶してくださっている姿だけでなく、悩みや野望も盛り込んだアルバムになったので映像的にもビジュアル的にも音楽的にも新しいチャレンジができた」とアルバムにいい影響を及ぼしたことを話した。

 「HOT」が今回のリードトラックとなっている理由について、WOOZIは「作っている最中も作り終えたときも思ったんですが、「HOT」が今のSEVENTEENをよく表現していると感じたんです。SEVENTEENは、いつも現在の僕らを飾り気なく見せたいと思っているのですが、今回はSEVENTEENの情熱的なアイデンティティと到達したい目標が太陽と合うと思ったし、表面的にも熱いエネルギーを放出するので、今の僕達を表現できているのではないかと感じました」と解説し、THE 8は「「HOT」では強烈なエネルギーとセクシーさを伝えられるようにしたので注目してほしい」と話した。

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