JO1、『KIZUNA』リリース記念イベントで初アリーナツアー開催を発表 川尻蓮が涙見せる場面も

 後半では木全と大平が声優として出演しているTVアニメ『群青のファンファーレ』のオープニングテーマ「Move The Soul」を披露したほか、オリコンデイリーアルバムランキングも発表された。ステージ上に用意されたスクリーンで1位獲得を知らされると、メンバーは笑顔を弾けさせた。「JAMのみなさんのおかげ」「心の底から嬉しい」とJAMにお礼を伝えた。やはり、発表に緊張していたのか、ほっと表情が緩むのがわかる。

 そしてここで、「もうひとつお知らせしたいことが。今日はなんの日ですか?」と與那城。佐藤が「なに? 給料日?」と絶妙なタイミングでボケるが、與那城は「5日後! 何かわかりますか?」ともう一度問いかけると、ステージにバースデーケーキが登場した。5月30日は豆原の20歳のバースデーということで、サプライズでメンバー、JAMと共に一足先にお祝いをすることに。これには豆原も満面の笑みを浮かべる。豆原は「二十歳になるということで、すごく早いと感じることもたくさんある。二十歳になった豆原一成、そして全員20代になったJO1を見守ってもらえたらと思います」と会場、そして配信を観ているJAMにメッセージを伝えた。

 しかし、サプライズはもうひとつ用意されていた。それはJO1初となるアリーナツアーの開催決定である。9月3日の愛知を皮切りに大阪、神奈川、福岡の全4都市をめぐる。思わぬ発表に、客席はこらえきれない歓声が漏れる。何も知らされていなかったJO1のメンバーも驚きで一瞬、言葉を失うほど。涙をこぼす川尻に、木全がタオルを持って駆け寄る場面もあった。

 最後のメッセージでは、オリコンデイリーランキング1位、アリーナツアー決定の喜びをそれぞれが伝えた。

 「びっくりしているんですけど、何がやりたいかと言いますと、とりあえずぶっかまそう、ということで」(鶴房汐恩)、「ツアーも決まったということで、緊張もしているんですけど、絶対にJAMでよかったって思ってもらえるように精一杯がんばります」(金城)、「会いたいけど地方で会えないんです、っていう人もいたりして、今回、やっと、やっと会いに行けるな、っていうのが率直な感想。僕もずっと会いたかったのでみなさんと楽しい時間を共有したいです」(大平)とメンバーらしいコメントが続く。そして川尻は「(アリーナツアー発表のときに)歓声が出ちゃったじゃないですか。その声を聞いたときに、このために生まれてきたんだな、と思っちゃって。今日もすごく楽しかったですし、ライブツアーも絶対に楽しいものにするので、またすぐに会いましょう。大好きです」と、涙で言葉を詰まらせながらもあふれる想いを伝えた。

 初となるアリーナツアーに向けて、スタート地点となったこの日。JO1はここから、JAMとの絆を再確認し、新たな景色を見るために走り出す。

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