JO1、『KIZUNA』リリース記念イベントで初アリーナツアー開催を発表 川尻蓮が涙見せる場面も

 11人組グローバルボーイズグループ JO1が5月25日、都内で『JO1 2ND ALBAM「KIZUNA」リリース記念イベント』を行った。この日は、2ndアルバム『KIZUNA』を対象オンラインサイトで予約・応募した人の中から抽選で招待された400人のJAM(JO1のファンの総称)が会場に。また生配信も行われ、全国のJAMと共に特別な時間を過ごした。

 開演5分前にはどことなくたどたどしい影アナが。「以上(佐藤)景瑚でした!」で〆られると客席からは拍手と温かい笑い声が響いた。会場のムードはバッチリ。そんな中、暗転すると会場の期待は最大限まで膨らむ。光る照明の中、JO1のメンバーが姿をあらわすと一気にボルテージが上がった。

 登場したメンバーがまず披露したのはタイトル曲「With Us」。どんな困難があったとしても、いつまでも一緒に歩いていこう、というJO1からのメッセージが込められた楽曲だ。さわやかなメロディが客席を包み込んでいく。

 1曲目を終えると、與那城奨が会場に向かって「2ndアルバム、すでにいっぱい聴いたよ、って方!」と声をかけると、JAMがペンライトを大きく振った。その光景にメンバーたちも笑顔をみせる。「この会場に人が入っているのを初めて見た(大平祥生)」、「端のほうまでJAMのみなさんが見えるので緊張する(豆原一成)」とメンバーが口々に言うように、JO1がリリースイベントを有観客で行うのは初めてのこと。感慨もひとしおのはず。

 好きなアルバムの楽曲をテーマにしたトークでは、豆原と白岩瑠姫が「Walk It Like I Talk It」を挙げたところ、「この曲の略称は『ウォキラキ』か『ワキラキ』なのか」で論争に。JO1は「ウォキラキ」だが、会場のJAMにアンケートをとったところ、「ワキラキ」が多いという結果になるが、佐藤が「ワキがラッキーみたいな歌?」と斜め上のコメントを残すなどして笑いを呼んだ。客席からは声が出せないながらも、こういったコミュニケーションも有観客ならではかもしれない。

 また、今回のアルバム『KIZUNA』には河野純喜が作詞で参加した「Touch!」が収録されている。作詞をした感想を求められると河野は「自分の名前がサブスクリプションのクレジットに載るのが信じられない。すごく嬉しかったですね」と語ったあと、「インストを聴いたときに好きだな、ライブで盛り上がる曲だな、と思って。いまはTouchできないけどいつかJAMのみなさんとハイタッチできたら」と楽曲に込めた想いを伝えた。

 また、木全翔也と金城碧海は作詞担当が誰か聞く前から河野だと気付いていたという。木全は「いつもの曲の歌詞と違うな、と思ったし、純喜くんらしさが出ていた」と言い、メンバー同士の絆が垣間見えた。そのあとに披露された「Touch!」のレコーディング映像では、河野が譜面を写真に収めている様子も。「(名前が載っているのが)うれしくて写真を撮っていた」と喜びが伝わってくる微笑ましいシーンだった。

 続いて、白岩のMCでJO1内での絆だけではなく、JO1とJAMの絆を確認する企画が。会場に設置された「KIZUNAボード」には、この日会場を訪れたJAMがJO1と絆を感じたエピソードが寄せられた。それらのエピソードをメンバーがそれぞれ読み上げていったほか、大平や川尻蓮はTwitterで寄せられたコメントも紹介。エピソードをピックアップしていくことで、改めてJO1とJAMの強い絆を確認し合っていることが感じられてほっこりする。

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