『KinKi Kidsのブンブブーン』で自然体な2人を楽しむ この番組でしか味わえない空気感とは

 5月14日放送回よりTVer配信がスタートし、全国で視聴が可能となった『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)。2014年の放送開始以来、長寿番組として世代を超えて愛されている。本稿ではこれまでの放送回を振り返りながら、同番組で見せるKinKi Kidsの魅力に注目してみたい。

久しぶりの店舗ロケ企画にハイテンション

 初のTVer配信回となった5月14日はゲストに丸山礼を迎え、関東最大規模のフロア面積を擁する無印良品・東京有明店から久々の店舗ロケを行った。堂本剛の「は~い!」という軽めの挨拶からスタート。かつて無印良品で働いていたこともあるという無印良品愛好家=“ムジラー”歴15年の丸山に、来店経験もあり、歯磨きセットを持っているという剛、店舗を訪れたことがないというロイヤル感漂う堂本光一の3人。フレグランスコーナーで人気のマスクスプレーを試す場面では、マスクの外側ではなく内側にスプレーしようとする剛、香水のように頭上にスプレーを吹きかけ下をくぐる光一の姿が。天然かつ自由な2人に、ゲストの丸山も大爆笑であった。次の撮影のため移動する際にも久々のロケにテンションが上がった2人は、商品に夢中になってしまい、なかなかその場を動かず丸山に促されるシーンも見られた。

 家の展示スペースでは、すっかり気に入った光一が「買っちゃいなよ! 土地は後で考えようぜ」と言うと、「僕の財布を何だと思ってるの?」と剛がテンポ良く切り返し、“ゆる楽しい”同番組ならではのやりとりも展開していた。

 量り売りコーナーではジャスト300gを目指し、商品を選ぶ企画に挑戦。剛の成績にわずかに及ばなかった光一は「もうちょっとやったんか~」と悔しがる。普段は飄々としている光一が子どものような表情でゲームを楽しむ姿は、番組を初めて見る人にとって新鮮に映ったのではないだろうか。

意外な古参ファンも登場

 同番組には多くのゲストが出演しているが、中でも“芸能界のKinKi Kidsファン”が登場する際には大きな盛り上がりを見せる。2人の大ファンだという俳優の松下洸平が出演した際にも反響が寄せられた。番組の冒頭で松下は「好きです」と堂々の告白。学生時代からKinKi Kidsが大好きで「『Myojo』や『ポポロ』を買って、ハサミで切ってファイルに入れて愛でてましたから」と告白し、「そんな2人に挟まれているこの事実……」と喜びを噛みしめていた。SNSでは、「いきなり告白した松下くんは本当のファン」「昔からキンキのファンだったなんて」という驚きの声で溢れた。また「KinKi Kidsになりたい」という松下の夢を叶えるために、3人でアイドル雑誌風の記念撮影を行うことに。「やっば!」「やべぇな!」と喜びを抑えきれない松下のはしゃぐ姿も新鮮だった。さらに、3人でクマのぬいぐるみと撮影するシーンもあり、剛の「久しぶりにこういうの抱っこした」という感想を受け、松下が「全KinKi Kidsファンの夢が叶った」と、ファンの気持ちを代弁するかのように喜びを伝えた。

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