Snow Manのロケ旅企画はなぜ面白い? 共に過ごす時間の分だけ深まった9人の関係性
もちろんロケ自体でも様々な印象深いシーンを残してきた。遠方に出かけたものでいえば、渡辺に似ていると評判のシナモロールに会いに行くサンリオピューロランドロケ(2018年10月)、「寝たら見られない初日の出ロケ」(2019年1月)、箱根小涌園ユネッサンロケ(2019年7月)、富士急ハイランドロケ(2019年11月)など。ジャニーズJr.チャンネルラストでは岩本の運転で卒業旅行(2019年12月)にも出かけた。なかでも「初日の出ロケ」と「卒業旅行」は見比べると1年でグループの関係性が確実に深まったことがよくわかる。
メジャーデビュー以降はバスの規模もグレードアップし、何度かロケが行われてきた。Snow Man公式チャンネル立ち上げ後、早々に行われた「Snow Man 9名による9時間生配信」(2020年1月26日)は移動中の車内で過ごす時間がほとんどを占めていたが、今なおファンの間で語り継がれる伝説の企画。デビュー直後のグループが9時間一緒に過ごしている姿をノンストップで見せられる、そしてそれが面白いというのもなかなか珍しい。
時世もあってかYouTubeチャンネルでのロケは「オープンバスで思い出の地巡り」(2020年11月)以来行われていないが、『それSnow Manにやらせて下さい』の企画や特別番組『Snow Manが豪邸でシェアハウスしてみた』(テレビ東京)など地上波番組でロケや旅の模様を見られる機会も増えてきている。9人の自然体な姿がそれだけ求められているということなのだろう。
また近い将来、彼らのホームであるYouTubeでも9人揃って出かける姿が見られる日を楽しみにしている。