≠ME、快進撃の秘密は“見せ方”にあり? =LOVEにも負けない指原イズム継承したバラエティ力

王道のイコラブ、変幻自在なノイミー

 姉妹グループの=LOVEの持ち味は、アイドルとしての王道性である。指原も結成会見時「あえて普通(のメンバー)を選びました。AKB48は普通のアイドルがしないことをやっていて、乃木坂46は清楚系、欅坂46はアーティスト系。逆に普通のアイドルがいない。あえて王道アイドルにしました」とコンセプトを語っていた(※2)。その言葉通り=LOVEはアイドルのまっすぐさ、儚さを描きながら活動してきた。

 一方、≠MEは「チョコレートメランコリー」が象徴するように、言うなれば変幻自在なグループ。甘酸っぱさ満点の初オリジナル曲「≠ME」と今回の「チョコレートメランコリー」では、同じグループとは思えないほどギャップがある。それは「君はこの夏、恋をする」のミュージックビデオ然り。どんなパターンも自分たちのモノにできるのは、総じて演じること=見せ方のうまさへと結びつくと言えるのではないだろうか。

≠ME (ノットイコールミー)/ ≠ME【MV full】

 「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という意味が込められた、そのグループ名。メンバーそれぞれ新しい出来事に挑戦してほしいという指原の願いだけではなく、時には自分らしく、また時には自分らしくないことも魅力的に見せてもらいたいということではないだろうか。これからも一筋縄ではいかない活動が期待される、≠ME。より一層、その見せ方に磨きをかけて活躍の幅を広げていくはずだ。

※1:https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2019/02/25/108273/
※2:https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/1883338.html

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