AKB48 大盛真歩、SKE48 末永桜花、NMB48 原かれん……2022年の48グループを盛り上げる次世代メンバー
NGT48は駅伝に詳しすぎるアイドル・西村菜那子
NGT48は、西村菜那子が「駅伝に詳しすぎるアイドル」という武器をどのように生かしていくか。2015年の1期生オーディションでグループ入りし、2018年『第10回選抜総選挙』では43位に。舞台などでも活躍している。もともと力のあるメンバーだが、それでもやはり「駅伝」がキーワードになりそうだ。2021年には駅伝を題材にした三浦しをん原作の舞台『風が強く吹いている』にも出演。その特徴が着実に広がっている。
駅伝のおもしろさを語るイベント『#西村駅伝』も2月13日に東京カルチャーカルチャーで開催予定だ。箱根駅伝で「新・山の神」の異名をとった柏原竜二氏らがゲストで来場するなど、「さすが」と言いたくなる人選。駅伝という競技の魅力をとことんまで追求してほしい。
ドラマで繊細な演技を披露、STU48・甲斐心愛
STU48は、1話3分の短編『叫ばないと生きていけない』(RCC)でドラマ初主演の1期生・甲斐心愛を推したい。同作でメガホンをとったのは、映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』(2017年)で若手実力派女優・岸井ゆきののさらなる魅力を引き出した森ガキ侑大。
STU48では元気で明るいイメージの甲斐だが、ドラマのなかでは思春期特有の葛藤や悩みに揺れる高校生を、繊細な芝居で演じている。瀬戸内海を背景に自転車で疾走する場面など、甲斐のみずみずしさを随所で感じられる。森ガキ演出で、これまで見たことがない甲斐の姿が出てくるかもしれない。
HKT48の堺萌香は開花間近
宮脇咲良、村重杏奈、上島楓らが卒業し、1月31日には上野遥もグループを去るHKT48。これからグループを支えていくであろう4期生のなかでピックアップしたいのが、「おいもちゃん」こと堺萌香だ。14thシングル曲「君とどこかへ行きたい」(2021年)で悲願の初選抜入りを果たすなど、まさに伸び盛り。同期は、エース格・運上弘菜ら出世の早いメンバーが多くいたこともあって、決して派手な印象を与えるタイプではない。
しかし、毎朝欠かさずおこなっている「おはようツイート」はファンの支えになっていたり、かわいいイラストを制作したり、汗かきキャラも印象付いていくなど、徐々に持ち味を発揮。演劇『こりゃもてんばい』(2022年)では舞台演技にも本格的に取り組んだ。まさに“開花間近”なメンバーと言える。
各グループにはほかにも楽しみなメンバーがたくさんいる。2022年、それぞれがどんな才能を見せてくれるのか、注目していきたい。