プロダンスリーグ『D.LEAGUE』第2シーズンROUND.5 FULLCAST RAISERZが初の3連覇達成で快挙

 ここで誰もが前回のオーディエンス点での逆転劇を思い出したはずだ。そして、その予感は現実となる。FULLCAST RAISERZがKADOKAWA DREAMSを追い抜き、『D.LEAGUE』初開催から1年の記念日にリーグ至上初、前人未到の3連覇を手中に収めた。さらにSEGA SAMMY LUXから総合ランク首位も奪取。

 これを受けて、ディレクター TWIGGZ“JUN”は「3回連続優勝という記録を作れたメンバーを誇りたい。ディレクターたちは答えのないものを模索しながら戦っている。無観客から始まって、本当に有観客での開催がありがたいし、正直なところ、また無観客で踊る苦悩には戻りたくない」とコメント。さらに「今ステージに立って輝いているダンサーが羨ましい。でもそれは『もっと輝かせたい』という想いのディレクターやスタッフの目に見えない活動のおかげ。『D.LEAGUE』の神田勘太朗と平野さん、EXILE HIROさん、お客さんのおかげ。この場に来れなくても、いろいろな人にリーグの楽しさとダンス愛を伝えてほしい」と目を潤ませた。

TWIGGZ“JUN”

 リーダー SOULJA TWIGGZは「活動の場が減っているなかで、生きている感覚を味わわせてくれて、ありがとうございます。日本に『Fam』という概念を産み落としたのはJUNさんだと思っています。ファミリーの厚みを今日は出せて、優勝に結びついて嬉しいです。審査ではKADOKAWA DREAMSに2回連続で負けているので、そこは見直しつつ次もカマしていきたい」と冷静に語った。

 ROUND.5の結果は以下の通り(カッコ内:ジャッジ点+オーディエンス点)。FULLCAST RAISERZ:91.5点(71.5+20)、KADOKAWA DREAMS:88.5点(72.5+16)、avex ROYALBRATS:86.5点(69+17.5)、KOSÉ 8ROCKS:83.5点(67.5+16)、Benefit one MONOLIZ:83点(69.5+13.5)、dip BATTLES:80.5点(65.5+15)、SEGA SAMMY LUX:79.5点(64+15.5)、CyberAgent Legit:78.5点(67+11.5)、SEPTENI RAPTURES:76点(61.5+14.5)、USEN-NEXT I'moon:74.5点(62.5+12)、LIFULL ALT-RHYTHM:74点(65+9)。

 最後にTAKAHIROが「想像の100倍楽しかったです。皆さんカッコ良くて、負けて泣き、勝って泣く。目がキラキラしている。こういう人たちが作っている『D.LEAGUE』は今後もっと広がって強くなっていくと確信しました。これからの発展も応援しています」と総括。

 果たしてFULLCAST RAISERZの牙城を崩すチームは現れるのか、それとも4連覇の快挙を目撃することになるのか。いよいよ折り返しとなる『第一生命 D.LEAGUE21-22』次回のROUND.6は1月27日に開催となる。引き続き、11チームの熱き戦いに期待したい。

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