『紅白歌合戦』上白石萌音は大河&朝ドラ出演で人生ピーク? 石川さゆり×KREVA×MIYAVI、郷ひろみ、三山ひろし、山内惠介登場

 昨日12月28日より、12月31日放送の『第72回NHK紅白歌合戦』リハーサルが行われている。本稿では29日のリハーサルおよび囲み取材の模様をお伝えする。

■石川さゆり

 44回目の出場となる石川さゆりは、KREVAとMIYAVIをゲストに3人のコラボ曲「火事と喧嘩は江戸の華」、さらに『紅白』での歌唱12回目の「津軽海峡・冬景色」を披露する。ソロとしては初の『紅白』となるKREVAは「火事と喧嘩は江戸の華」の歌詞の一部を依頼され、図書館や江戸東京博物館へと足を運び、江戸の物語から今の東京に繋がるリリックを綴った。「狛犬1号の気持ちで。さゆりさんに寄ってくる悪を絶って。あとは、日本にも元気を届けられるように」と意気込みを語る。さらに世界に向けた気持ちでギター演奏を届けるというMIYAVIは、「ジャンルを超えて、観てくださるみなさんに元気を届けられるように」と意欲を見せた。

 石川は2曲の繋がりに「何か受け継いでいくもの、そしてまた乗り越えていくもの。でも、忘れてはいけない日本人の心、そういうものをこの3人で歌いながら、『津軽海峡』に繋げていきたいと思います」と楽曲に込めた思いを語る。さらに、石川は2007年から今年まで「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を交互に歌唱していることでも話題だ。石川にはほかにも「ウイスキーが、お好きでしょ」といった代表曲、もちろん新曲もリリースしている。その2曲の選曲理由を石川は、『紅白』スタッフから「『紅白』で『津軽海峡・冬景色』か『天城越え』を聴いて、『蛍の光』が鳴って、除夜の鐘がごーんと鳴る。これで年が暮れて、新しい年を迎える気がする」と聞いたと新年を実感する1年の風物詩になっていることを明かした。(渡辺彰浩)

■郷ひろみ

 写真撮影に登場するなり「絶対こういうのが見たいんでしょ?」とジャケットを広げ、いたずらっぽい笑顔を見せた郷ひろみ。カメラマン、取材陣をあっという間にトークで盛り上げる。「僕はトップバッターの回数が一番多いんじゃないかな」と白組トップを任されることを誇らしげに語り「本来なら初出場の方や、若い方が任されるだろう役割。僕も最初に出た時の気持ちを忘れず、そして白を何としても勝ちに導けるようなパフォーマンスを見せたい」と意気込みを語った。

 今回披露する「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」のリハーサルは、取材陣には非公開。演出のヒントを聞かれると「今回はとにかくセットがカラフル。僕もそれにあったものを身につけている」とのこと。「久しぶりの有観客。みなさんを楽しませられるような最高のパフォーマンスに心してかかりたい」と、華やかなステージに期待してほしいと笑顔を見せた。今をときめくアーティストのパフォーマンスを見ることも楽しみにしているという。

 今年はファンクラブが設立50年を迎えたといい「500人でスタートして、50年。よくついてきてくれたよなぁと感謝しているし、ファンの方の熱い思いを感じている」と、ファンの存在を思い浮かべるように、しみじみと振り返る。そのほかにも今年はサブスクへの楽曲解禁や、「THE FIRST TAKE」への挑戦など「進(GO)」な1年になったと語る郷。来年8月1日に迎える歌手デビュー50周年に向け「良いしめくくりを迎えて、来年もまた新たな挑戦をしていきたい」と、終始前向きに、朗らかに語った。(新 亜希子)

■三山ひろし

 7年連続の出場となる三山ひろしは、「浮世傘~第5回 けん玉世界記録への道~」を披露する。三山と言えば、歌唱と並行したけん玉リレーでお馴染みだ。昨年は125人連続でギネス世界記録更新を達成した。今年は126人以上で2年連続のギネスを目指す。今回、その一人にムックが参加することについては、「目が出てるので手元の剣玉が見えるか心配……」としながらも、「アグレッシブなスポーツに果敢に挑戦されているので、けん玉くらいだったら軽くいってくれるんじゃないか」と話し、報道陣の笑いを誘っていた。ラストは本番に向けたリハーサルとして、けん玉を大皿に乗せることに成功させ、自信は「120%」と力強く意気込んだ。(渡辺彰浩)

関連記事