なにわ男子、7人で駆け抜けた新たなストーリー 怒涛の活躍で個性を発揮してきた2021年を総括
2021年はなにわ男子にとっても、そして長年応援してきたファン=なにふぁむにとっても忘れられない一年になっただろう。
7月28日の“なにわの日”に、コンサート『なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん』横浜アリーナの昼公演のMC中にサプライズ発表されたCDデビュー。突然の吉報にメンバーは声をあげて涙した。
11月12日にシングル『初心LOVE』でデビューしたなにわ男子。2018年10月に結成された7人構成のグループで、関ジャニ∞・大倉忠義がプロデュースを手掛け、関西ジャニーズJr.からは7年7カ月ぶりのデビュー。関ジャニ∞が「浪花いろは節」、ジャニーズWESTが「ええじゃないか」と関西色を打ち出した楽曲でデビューを飾ってきたが、なにわ男子はキラキラとした衣装をまとい王道のアイドルソングで華々しいデビューを飾った。
8歳でジャニーズ事務所に入所した藤原丈一郎が17年9カ月でデビューを掴んだことを筆頭に、大橋和也、西畑大吾、大西流星と続き、そして2014年11月23日に入所した道枝駿佑、長尾謙杜、高橋恭平の3人とそれぞれに下積み時代を送ってきた。なにわ男子結成前は別のユニットに所属したり、仲間のデビューを見送ったりと、デビューに至るまでの道のりは決して平坦なものではなかった。
それでもひたむきな努力を続け、関西ならではの明るさとノリで、デビュー前から人気を集めてきた。2020年1月に行われた京セラドーム大阪での関西ジャニーズJr.初の単独ライブでは3公演で13万5000人を動員、コロナ禍でなければさらなる記録を樹立していたに違いない。『初心LOVE』が初週70万枚以上を売り上げたことからもその人気ぶりが窺える。
ドラマ『メンズ校』(テレビ朝日系)にメンバー全員で出演したほか、バラエティ番組『まだアプデしてないの?』(テレビ朝日系)など、デビュー前からレギュラー番組を持つほど。さらにデビューを控えた2021年後半は露出が加速し、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)や『相葉マナブ』(テレビ朝日系)など先輩の番組を皮切りに、『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)、『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)と、単独やペア、トリオなど様々な組み合わせで出演。メンバーの顔を見ない日はないというほどの出演量だ。