ソニー XperiaやTikTok CMソングで話題、idomとは? 新曲「Moment」で迎える本格的な注目の時

Xperia 1 III xidomで聞く

 YouTubeで見ることのできる『Xperia 1 III xidomで聞く』という動画において全編彼が英語で話しているのを聞き、合点がいった。idomは、この国で50年以上続いてきた「音楽における日本語 vs 英語論争」を軽やかに飛び越えていく世代を象徴する存在なのだろう。インターネット時代になり、本・雑誌は売れなくなったが、人々が文章を読む機会はむしろ増えているというのは周知の事実。同じように、CDの売り上げは減ったが、人々が音楽を聴く機会はむしろ増えている。そうして、人々が洋楽に触れる機会も90〜00年代よりはるかに増えた。その結果、いたるところで感じられるようになったのが英語詞の広まりだ。韻を用いた言葉遊びとフロウのおもしろさこそが「歌詞」とされるワールドスタンダードが、ここにきて特に若い世代の間で急速に理解されてきたこと。そして、説明的すぎたり、意味をもたせすぎる歌詞への疑問、反動が形となり現れてきたことに起因している。「Moment」におけるidomの歌を聴いていると、今から23年前、やはりワールドスタンダードを十分に理解した歌を聴かせ、日本の音楽シーンにセンセーションを巻き起こした宇多田ヒカルのことを思い出さずにはいられない。この国の音楽は昔もいまも常に、様々なシーンからの影響を持ち込んでくる“黒船”によって新たな時代の扉を開けられていくのだ。

■リリース情報
idom「Moment」
11月19日(金)配信スタート

「Freedom」
配信中

■idom Official SNS
idom YouTube Channel:https://www.youtube.com/channel/UC6CBEZRWyU2cIkTzBujnZCQ
idom Instagram:https://www.instagram.com/idom._/
idom Twitter;https://twitter.com/baedongk
idom TikTok:https://www.tiktok.com/@idom._?is_copy_url=1&is_from_webapp=v1

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