八代亜紀、活動50周年イベントで語った“トラック野郎”との思い出 「俺たちのマドンナだと言ってくれます」

 八代亜紀が芸能生活50周年を記念し、9月25日より東京・渋谷PARCO内のユニオンレコード渋谷など館内各所をジャック。その会見イベントを9月24日に開催した。


 演歌界のスーパースターであり、画家としても活躍する八代亜紀。芸能生活50周年を記念して、渋谷PARCOの館内各所をジャックする企画“八代レコード”を開催。イベントがスタートすると八代は、公園通り広場に飾られたデコトラ界の超有名車“亜紀観音”の前に登場。昔からトラック野郎の女神と呼ばれる八代とのツーショットを披露した。そして、「ユニオンレコード渋谷」の店舗を丸ごとジャックした「八代レコード」の前で囲み取材が行われた。

 まずデコトラとの撮影について「綺麗で、可愛くて、ビックリしました」と感想を述べた八代。当時からトラック野郎の女神として愛され、映画『トラック野郎』に出演したこともある八代は、当時の思い出を「(菅原)文太さんの周りは役者さんのとりまきがいましたけど、私の周りはトラック野郎がとりまいてました」と語り、「全国のトラッカーの方に応援していただいて、六本木とかの大きい通りで(八代のデコトラが)1日何回もすれ違いました」と話す。当時のトラック野郎からの人気について「(デコトラは)80年代まではすごかったんですけど、装飾が継ぎ足しで危ないと一時中止になって、シュンとしちゃって。最近は(当時デコトラに乗っていた方の)息子さんや、2代目、3代目がまた来ているみたいで。『俺たちのマドンナだ』と言ってくれます。この前もコンサートの時に『2代目です』と、何十台も来ました」と嬉しそうに語った。

 明日9月25日がデビュー50周年で、ベスト盤『八代亜紀ベストヒット 〜ニューレコーディングス&ニューシングルズ〜』を発売する八代。「今の声で『舟唄』を聴きたいという要望が多くて、今の年齢の声でレコーディングしました」と、年齢と共に一緒に育ってきた「舟唄」も収録。さらに「この50年はあっという間。50年って軽く過ぎ去るものだと思ってたんですよ。よく考えたら、赤ちゃんが50歳になるんでしょ? これ考えたらすごいと思いました」と50年を感慨深く振り返る、活動51年目に向けては「ありがとう行脚しなきゃいけないと思う。ほとんどのコンサートが延期になってますけど、トラックステージで全国をコンサートしようかなと思っています」と計画を語った。

八代亜紀公式サイト

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