BUDDiiS、オリジナル曲でグループの個性をアピールした単独ライブ 「Under The Sea」リリース&大阪ワンマンも発表

 フレッシュな魅力でJ-POPシーンに新風を吹き込むダンス&ボーカルグループ・BUDDiiS(バディーズ)が2021年8月3日、単独ライブ『BUDDiiS vol.00 ~LIVE SHOWCASE~』をduo MUSIC EXCHANGE(東京・渋谷)で開催した。これは5月2日に観客を入れて行う予定だった公演の振替となるもので、直接ファンと会えるステージの実現にメンバーたち(FUMINORI・KEVIN・MORRIE・SEIYA・KANATA・SHOW・TAKUYA・HARUKI・FUMIYA・SHOOT ※YUMAはオンラインで参加)は興奮気味。客席も最初から最後まで熱気に包まれていた。

 予定の時間を少し過ぎて待望のライブがスタート。オープニングナンバーはKEVINが作詞・作曲した「ENCHANT」で、披露するのは今回が初めてだ。ミステリアスなイントロとサビの爽やかなメロディラインの対比で楽しませるユニークな作品だが、ライブの始まりになじみのある曲ではなく、あえて未発表曲を選んだのは、グループとしての自信の表れなのだろう。

 軽妙なトークに続いてスタートした「CLICK ME」は、5月に発表した記念すべきデビューシングル。ONE N’ ONLYのオンラインライブをはじめ、すでに何度かパフォーマンスを繰り広げている曲のためか、ファンの声援もかなり熱い。それに応えるように激しく踊るメンバーたちと客席の一体感も心地よく、今回のライブがBUDDiiSの“最高傑作”になることを予感させる。

 続く「Under The Sea」は前回のライブで注目を集めたナンバーだが、歌もダンスもよりワイルドになり、エンターテインメント性も強まった仕上がりだ。幸福感漂うサウンドと個性的な歌声が存分に楽しめるこの曲は、彼らの今後の活動にとって欠かせないものになるに違いない。

 トロピカルな同曲で会場が盛り上がる中、ステージはKEVIN・MORRIE・SHOOTだけに。前回の舞台でこの3人は菅田将暉の「虹」をカバーしたが、今回はオリジナル曲で勝負。SHOOTが作詞に初チャレンジした「カケラ」は愛する人との未来をテーマにしたラブソングで、本人も「これから大事な曲になっていくと思う」と満足げ。“見えてるものだけがすべてじゃないよと、君がそう笑うから踏み出せたんだ”、“大切なものを見つけられてるかな/わかってても不安なんだ”といった歌詞はSHOOTの優しさが感じられて人気を呼びそうだ。

 MORRIEの独唱とSHOOTのアコースティックギター演奏によるバラード「幸せになって笑って」で温かいムードになった会場は、再びグループの歌と踊りでヒートアップ。ファンクミュージックをベースにした勢いのある新曲「Dream Love」では軽快なラップで客席をあおり、ダンスコーナーでは大所帯の魅力をフルに生かしたパワフルな振り付けで楽しませてくれる。そしてカバーソング「ALRIGHT」(オリジナル曲:WAZZ UP)が流れ出すと、色とりどりのサイリウムがさらに激しく揺れ、いよいよクライマックスに。

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