「&(アンド)」デビューインタビュー

元SKE48 野島樺乃率いるガールズボーカルグループ「&」デビュー 「目標は2年後までに武道館、『立ちます!』と断言したい」

「頑張れば頑張るだけ上達できた」(野島)

ーー顔合わせから1年超。これまで、主にレッスンをこなしていたとか。

山崎:レッスンと聞いて「大変だったな……」と思い出すのは、筋トレです。体幹を鍛えるために、筋トレをメインにしていたんですけど、そのときはみんな叫びながらトレーニングしていました。最初は声を出すのも我慢して黙々とやっていたんですけど、あまりにもしんどいから「もう、叫ぼ!」って言って(笑)。

野島:一時期、マッチョを目指しているのかな? と思うくらいやってたもんね、筋トレ。

栗本:そうそう! 毎回みっちり。

野島:お腹を6つに割るのか? みたいな(笑)。二の腕が筋肉で固くなるかと思いました。

ーーいかに過酷だったかがわかります。

山崎:だからみんなで「うわあああ」と叫んでいました(笑)。でも、辛さもみんなで分かち合ってレッスンできたのは良い思い出になっています。

野島:あとはボーカルグループなので個別のボーカルレッスンも頻繁にやっているんですけど、自分がしっくり来る感情表現や歌い方をできなくて、泣いてしまったことがあります。

3人:うん、あったあった!

野島:私自身、このままではダメだということもどうしたら良いかもわかっているけれど、思い通りにならなくて。ボイスレッスンの先生は的確にズバッと言ってくれる方なのでそこでもはっきりとアドバイスしてくれたんですが、その瞬間「それはわかっているんだけど……」といっぱいいっぱいになって感情が溢れてしまいました。

ーーそれはもどかしかったでしょうね。

野島:それぞれそういう局面にはぶつかっていて、そのたびに悔しい思いをして練習を重ねて、次のレッスンまでには乗り越えていました。頑張れば頑張るだけ上達できるという実感を得られたし、メンバーに会うたびに「うまくなっているな」と感じられて、お互いに高め合えたのも大きかったです。

モラレス:筋力やボーカル以外でいうと、ポージングのレッスンもしました。立って歌うこともあれば座って歌うこともあるので、姿勢が大事なんですよね。

ーーそうして、デビュー前に基礎を固めたと。

野島:そんな感じです。今はプラスアルファを付けている段階。1年ちょっとのレッスンでこんなに変わるんだなと改めて成長を感じています。

ーーでは、特に4人の仲が深まったと感じたのはいつですか?

野島:この前、初お披露目をしたんですけど(6月14日に開催された野島のソロ公演)、そのレッスン期間でさらに距離が縮まった気がします。時間がない中、振り付けの先生も交えて全員で意見を言い合いながら振りを仕上げていけたのは自分たちにとっても大きな経験でした。お互いのポリシーとか思いを知ることができたし、「このダンスの見せ方すごくいいな!」と良いところもたくさん見つけることができたし。きっと、私達の今後に生きてくると思います。

「アドリブ的に表現した歌声が得意分野に」(栗本)

ーーデビュー曲『#tokyo』をはじめて聞いたときの印象はいかがでしたか?

野島:1回聴いただけでは理解できなかったです。まずはじまりがラップだし、そのうえ〈泳ぐ 踊る 跳ねる ここは東京〉ときて、セリフがきて……。

ーー4人の個性が立ってる、珍しい構成の楽曲ですよね。

野島:思考が追いつかなくて、聴きながら「待って待って!」となりました。でも解読するために何度も聴いていたら、聴いていないときにも脳内再生が起こるくらい“残る曲”なんだなと気付きました。それって、すごいことじゃないですか。歌には絶対に大事な要素だと思うので、その瞬間「この曲はすごい!」「歌詞は不思議だけど、奥が深いな」って。皆さんも、そこに気づくとよりこの曲を楽しめると思います。

ーー歌いだしのラップは、モラレスさんですね。

モラレス:個人的に、日本語で女の子がカッコよく決めるラップはあまり聴き馴染みがなかったんですけど、はじめて音に当てて歌ったとき「難しい」という感覚はありませんでした。歌い方としては、日本語だけど英語をしゃべっているようなニュアンスにしています。今回の挑戦があったから、まだ世に出ていない今後の楽曲でもラップに挑戦させてもらっています(笑)。自分の強みを見つけられたのは、嬉しいです!

ーー普段、ラップを聴くことはあったんですか?

モラレス:よく聴くK-POPにはラップが入っている曲が多いので、それは聴いていましたね。でも、本当にそれくらいなので、はじめて歌ったときは「これであっているのかな?」という気持ちのほうが強かったです。未熟ではあるので、これから出来上がっていく感じを見せられたらいいなと思います。

ーーそして、栗本さんはセリフとハイトーンボイスですね。

栗本:舞台上でセリフを喋ること自体は慣れていたけれど、マイクを持って声だけで表現するのはまた違った感覚です。しかも、セリフの部分は「ロボットが言っているように無感情で」ということで。無感情でセリフを言うこともはじめてなので、最初は「無になれ、無になれ!」とかなり気をつけていましたね(笑)。あと、ハイトーンもここまで高く長く出すことはなかったので、チャレンジあるのみという感じでした。半ばアドリブ的に表現した歌声が今では得意分野になったので、最初に挑戦してみてよかったなと思っています。

ーー改めて、それぞれの個性が立った曲ですね。山崎さんはウィスパーですし。

山崎:私のレコーディングのときには、「息多めでウィスパーに」と言われました。みんなと同じように、私も経験はなかったので難しいなと思っていたんですけど、レッスンでなんとかやってきたのでそれを思い出しながらレコーディングに臨みました。

ーー儚いけれど強さも感じる歌声で、とてもハマっていました。ご自身ではしっくり来ましたか?

山崎:どうなんだろう……? でも、自分には合っているんだろうなという漠然とした感覚はありました。ハマっていると言ってもらえるのは嬉しいです。 

ーーまた、8月にはデジタルシングル第2弾「Eenie, meenie, miney」もリリースされますね。

野島:『#tokyo』が4人の個性を引き立たせる曲なら、こっちは4人のハーモニーを聴かせる曲。サビも全員で歌っていますし、曲調的には夏っぽくてフェスでタオルを振り回したり汗をかいたりしながら盛り上がれる曲だと思います。個人的な話なんですけど、レコーディングで苦労したのはBメロ。特にリズム感が問われる部分なので、心地よいリズムで歌えるように何度も練習を重ねてからレコーディングに臨みました。

ーー2曲とも、楽曲自体はすでに解禁済みです。反響は届いていますか?

野島:たくさん頂けています。嬉しいです! 初お披露目では、曲紹介など一切なく2曲を立て続けに披露してステージを降りたので、「何の曲なの?」「曲名は?」といろんな疑問が飛び交ったみたいです。中には「めちゃくちゃ好きな曲だったよ! 曲名も知りたい!」と言ってくれる方もいました。早く皆さんのプレイリストに加えてもらいたいです。

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