草なぎ剛が見せた、若者とのギャップを埋めていく新しいアイドル像 TikTokにも挑戦した『なぎスケ!』最新回

草彅剛

 草なぎ剛とユースケ・サンタマリアが出演するドキュメントバラエティー番組『なぎスケ!』(Amazon Prime Video)が、番組公式TikTokを開設した。

 6月24日配信の#32では、ロンドンブーツ1号2号の田村亮をゲストに迎え、若者のトレンドを学ぶことになった“なぎスケ”の2人。10代のカリスマ・山之内すずが講師となり、若者の間では常識とも言えるトレンドワードやSNSの使い方を教わり、TikTokの初投稿に挑戦した。

 若い頃から活躍してきたなぎスケ&田村も、気づけばすっかりアラフィフ男性に。山之内が現在19歳だと聞いて、田村の息子と変わらないことに驚く。そんな親子ほど離れた若い先生に対して、謙虚に学ぼうという3人の姿が微笑ましい。

 アラフィフといえば、すっかり「おじさん」と呼ばれる年頃。番組では、「沼」や「レベチ」など流行り言葉に対して「“沼”ってどう使ったらいいかわからない」「(レベチと略さずに)レベルが違うって言えばいいじゃない」と、反論する3人の“おじさん”っぷりが笑いを誘う。

 また、山之内に向けてLINEで遅刻する旨を伝える文章を打つという場面では、草なぎが「すまん。30分遅れるが故。そこで、待機していてください!理由は、今は、言えず後ほど。(手を合わせる絵文字×3)」と、その独特の文章を披露してみせた。

『なぎスケ!』シーズン2 #32 予告編

 現在、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合)で徳川慶喜役を演じていることを彷彿とさせる草なぎの文章は、キャラをのせることで親近感をプラスしたかったという。普段、草なぎとLINEのやりとりをしているユースケ・サンタマリアは、いつもはもっと短文なのにおかしいと反論。すると、そっけない文章を懸念してあえて盛ったのだと弁明する草なぎに、山之内はその考え方が「おじさんっぽい」とバッサリ。

 さらに「ここにプラスでカタカナとかもっと絵文字が入ってきたら、完全なる“おじさん構文”ですね」とも。「おじさん構文」とは中高年の男性が送りがちな絵文字や句読点、半角カタカナを多用した特徴的な文体のこと。

 「ちょっと気持ち悪い」として注目を集めた「おじさん構文」だが、今やそれが一周回ってLINEスタンプになったり、あえてその文体を真似して文章をSNSに投稿したりと、面白がる若者が続出しているそう。

関連記事