EXILE THE SECOND メンバー分析【入門編】Vol.5:EXILE SHOKICHI

EXILE THE SECOND SHOKICHI、多ジャンルに精通した表情豊かなボーカル 楽曲制作にも長けた音楽愛と情熱を持つ男

 1999年、パフォーマーのHIRO(EXILE HIRO)を中心に、MATSU(松本利夫)、ÜSA、MAKIDAI、ボーカル SASAの5名で結成されたEXILEの前身グループ、J Soul Brothers。その魂を受け継ぐダンス&ボーカルグループが、EXILEとしても活躍する派生グループEXILE THE SECONDである。メンバーは、EXILE HIROプロデュースの新生 J Soul Brothers(二代目)として、2007年から活動を続けてきたパフォーマー 橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA。『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』に参加した実力派ボーカル EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI。そして、長年EXILEの一員として活躍し、2016年に加入したEXILE AKIRAの6名。オリジナルメンバーが全員勇退したEXILEにおいて一番上の世代となる彼らは、役職に就いているメンバーも多く、アーティストの枠を越えて所属事務所LDHを支える存在となっている。本稿では、そんなEXILE THE SECONDのメンバーを1人ずつフィーチャー。第5回はボーカルのEXILE SHOKICHIについて、グループの歴史を絡めながら紹介していく。

EXILE SHOKICHI

 EXILE SHOKICHIは、1985年10月3日生まれで北海道出身。小学生にして身長170cmという恵まれた体格だった彼は、小学校低学年の頃はアイスホッケー、小学4年生からは駒大苫小牧の野球部出身だった父親の影響で野球をやっていたというスポーツ少年。実の弟である劇団EXILEの八木将康も共に野球をやっていたそうだ。父親がコーチを務めていたため、家でも気が抜けなかったそうで、「まぁまぁスパルタで、テレビを観てるひまがあるんだったら素振りしろって言われてましたから。そのおかげで努力癖はついたかもしれないです」(※1)と当時を振り返る。そんな彼が音楽に目覚めたのは、中学生の時。自身のソロプロジェクトを再始動させた2018年にもhide with Spread Beaver「ROCKET DIVE」をカバーしているが、「中一のときに兄貴のいる友達が、X JAPANのHIDEさんが使っていたB.C.リッチ・モッキンバードを持ってきて、僕はそこで初めてエレキギターというものを目にしたんです」(※2)「めちゃめちゃ普通の家だったので、それまで自分の世界のなかに音楽というものがなかったんですけど、そこでhideさんの音楽と出会ったことによって、自分のなかに音楽が生まれたというか。ホント無の世界にビッグバンが起こって宇宙が生まれたように、hideさんとの出会いが自分の音楽を作ったみたいなところがあるんですよね」(※3)というHIDEとの衝撃の出会いが、彼を音楽の世界へと導いた。友人とロックバンドを結成し、ボーカリストとしてのキャリアをスタートさせると、中学3年生の時にLUNA SEAの北海道公演を観たのを機に、プロのアーティストになることを決意(※4)。高校時代は野球の推薦で高校に進学したものの、野球部を1年で退部し、バンド活動に青春を捧げた(※5)。

 その一方で「北海道ではみんなで家に集まって、猫背になって頭を揺らしながらアンダーグラウンドヒップホップをじっくり聴く文化が根付いている」(※6)というように、ヒップホップも彼のルーツであり、「THA BLUE HERBやMIC JACK PRODUCTIONのB.I.G. JOEさんは、僕らにとってものすごくカリスマでした」(※7)とのこと。高校卒業と共にバンドが解散すると、大学時代には、同じ大学で出会ったシンガー・佐藤広大とボーカルユニット・JACKPOTを結成。その後は、SWAY(現・DOBERMAN INFINITY)が所属していたことでも知られている、DJ・ラッパー・ダンサーなどが集うクルー・WILD STYLEに所属。4人組のR&Bシンガーグループ・symphonyも結成し、札幌のクラブやライブハウスで歌いながら、表舞台を夢見てオーディションに挑んだ。

 だが、今でこそ多方面で活躍している彼も、そこに至るまでの道のりは平坦ではなかった。2006年には、佐藤広大と共に挑戦した『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』にて落選。メジャーシーンでボーカリストになるという夢を諦めきれず、新生COLORのオーディションにも参加するものの、ここでも落選。開校したばかりのEXPG STUDIO札幌校で、年下の生徒達に交ざって、1からダンスレッスンを受ける日々が始まった。すると、運命の歯車が動き出す。当時、札幌校にインストラクターとして訪れた現メンバー・EXILE TETSUYAに声をかけられ、新生J Soul Brothersのボーカルオーディションに参加することになったのだ。そして2007年1月、J Soul Brothers(二代目)のボーカリストに決定。橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHI、現在三代目 J SOUL BROTHERSとして活動しているEXILE NAOTO、小林直己の7人から成るJ Soul Brothers(二代目)は、2年間の下積み生活を経て、2009年2月25日にアルバム『J Soul Brothers』でメジャーデビューを果たした。

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