円神、熱いパフォーマンスで伝えたファンへの感謝 万感の思いで迎えた結成1周年ライブレポ

 2回目のMCコーナでは、熊澤は前半のステージについて、無観客で行った舞台の楽曲をファンの前で披露できて嬉しいと喜びを語った。また舞台『nonagon』を振り返って、円陣を組んだ思い出エピソードを出すと、メンバーから次々と「あの時、熊ちゃん以外みんな泣いてた」「熊ちゃん泣いてなかったよ」の声が。熊澤は「泣き虫ども!」と一蹴すると、「おいおいおい!」とツッコミ。瀧澤だけが「なんか刺さったな…」と反応していた。

 続いて、メンバーのサイン入りグッズの抽選会、そして○×クイズコーナーで盛り上がったあとは……6月17日に23歳の誕生日を迎える草地を祝うバースデーサプライズへ。四角い大きなデコレーションケーキが登場すると、驚いた様子の草地。オーディエンスからも「HAPPY RYONO DAY 2021.06.17」と書かれたピンクのカードが掲げられた。

 涙を流し、言葉を詰まらせた草地。23歳の抱負を聞かれると「円神としてこれからも、大きく成長するので、今日を境にどんどん成長していく僕らを最後まで見届けてくれたら嬉しいです!ありがとうございます」と深々と頭を下げた。

 後半はダンスコーナーからスタート。前半もパワフルなステージが続いたが、まだまだと言わんばかりにエネルギッシュな激しいステージで魅了した。

 本編を終えて、アンコールに応えた円神。グッズ同日昼に行われた公演で、8月4日に2枚目の両A面シングル『Peace Summer / TREASURE』のリリースを発表したばかり。2部公演では「Peace Summer」と「TREASURE」を満を持して披露した。

 「Peace Summer」はタイトルの通り、ピースサインが印象的なサマーソング。夏の太陽を彷彿とさせる照明に照らされ、ステージ大きく使って体を弾ませた。続いて、“今”だからこそ聴きたい「TREASURE」。サビ前からの高まりにタオルを振り回したくなるが、ここはぐっと堪えてバングルライトをつけた腕を回すオーディエンス。ファンに寄り添う優しくて特別な楽曲を、笑顔と共に歌い上げた。

 パフォーマンスを終えたメンバーは「楽しい!」「超きれいだったよね」と口々に語り、一様に晴れやかな表情を浮かべていた。最後はオーディエンスと写真撮影を行い、名残惜しそうにステージを後にした。

■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。

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