円神、熱いパフォーマンスで伝えたファンへの感謝 万感の思いで迎えた結成1周年ライブレポ

 「一周年を迎えられたこと、とても嬉しいです!」ーー6月15日に結成1周年迎えた円神。それを記念して開催された、初のワンマンライブ『円神 Anniversary LIVE ~First CIRCLE~』が東京・LIQUIDROOMで行われた。

円神

 フロアにはマスク姿のファン。年齢性別を問わず集まり、中には親子の姿も。グッズのバスタオルを肩にかけたり、バングルライトを装着したりして、誰もが円神の登場を待ちわびていた。

 黒い幕が開くとそこには円神が。ビートをしっかり刻みながら一人ずつキレのあるダンスを披露。ブルーやホワイトなどの無数の照明が彼らを照らすと、白で統一した衣装が眩しく光る。激しさを増したところで、9人を照らすライトを背に静止するメンバー。わずかな間にオーディエンスからは早くも熱い拍手が寄せられる。

 1曲目は円神のメジャーデビュー曲「ENJIN」。彼らが出演した舞台『円神 Debut Stage 「nonagon(ノナゴン)〜始まりの音〜」』のテーマソング。ポップなイントロを経て、中谷日向からバトンを渡すようにメンバーが歌い継いでいく。にこやかな笑顔と伸びやかなボーカル、軽やかなステップでサビへ。正面を向いて、いまにもフロアへ飛び出しそうな勢いの9人。オーディエンスを包み込むように上下、左右に体を大きく動かす。

 本公演はライブ配信が行われており、メンバーは上手、下手のカメラ前に集まってサインを送る。続いて、和テイストのナンバー「KOTONOHA」ではクルクルと舞うように踊る。ステージが暗転すると、キュートなハッピーソング「Dressing is a way of life」へ雰囲気をがらりと変えて翻弄する。胸にハートを作りながら歌うA.rik、メンバーが拳をあげるとオーディエンスも即座に反応した。

 MCタイムに入ると、リーダーの瀧澤翼が「楽しみにしてくれてた人!」と投げかけ、声は出せないものの手を振って応えるファン。「いや嬉しいね、人が入ってくれると嬉しい!」と喜びを露わにした。そしてメンバー紹介へ。草地稜之が右手を挙げ「最高に盛り上がりましょう!」、続いて宮里ソルが「みんな盛り上がる準備はできていますかー!?」と煽る。山田恭は配信の視聴者にも声をかけ「最高の思い出作りましょう」。

 熊澤歩哉も「今日も笑顔でいっくまー!」とお決まりのフレーズを披露。A.rikは「最後まで楽しい一日にしましょう」と言うも、メンバーから「はけちゃうみたい」とツッコミが。中谷は「テンションやばくない? 熱気凄すぎてテンションあがってるんですけど」と驚いた様子。続いて、「俺の名前は中本大賀! 今日はお前らを幸せにさせてやる」と感情たっぷりに挨拶。

 テンションを一変、おどおどした様子で「え、あっと……円神リーダーの瀧澤翼です」と深々と頭を下げた瀧澤。すぐさま「全員、幸せにします!」と元気いっぱいに声を張った。間髪入れずに「そんなん言ったら、わいの名前は中林登生!」とコミカルに続けた中林。個性に溢れるメンバーの挨拶にオーディエンスからも楽しげなリアクション。中本は「円神初のワンマンライブでしょ!?こんなんでいいんですか!?」とメンバーを鼓舞した。

 暗転したステージを照明が照らすと瀧澤と宮里による「To The Light」。まるで言葉を交わすように歌い、全身を使って思いを表現する、エモーショナルなステージ。静まる会場に丁寧な拍手がおくられた。山田、中谷、中林、中本の4人による「Gunshot!!」、続いてメンバーが揃うと雰囲気を変えて「Perfect Step」を披露。軽やかなステップで魅了した。

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