菅田将暉とセカオワFukase、『ボクらの時代』出演 それぞれの視点から語られた音楽観
SEKAI NO OWARIは昨年9月に開催予定だったドームツアー『SEKAI NO OWARI DOME TOUR 2020『Du Gara Di Du』』が新型コロナウイルスの影響を受け中止に。バンドは1年半以上もツアーを行っていない。さらに音楽制作をする上で、Fukaseは「何か感情が無になっちゃってヤバイ時期も結構あって。気持ち的には作りたいんだけど、体がインプットしたものを全部出切っちゃってる状態」に陥ってしまっていたことを明かす。海を見に行ったり、行ったことのない土地での人との出会いなどをインプットにして曲を書いてきたアウトドア派のFukaseは、この自粛生活で「枯渇してしまった心を満たすことって、果たして不要不急なんだろうか」と悩んでいた。その結果、なぜ音楽をやっているのか、どんな音楽をアウトプットしていいのか分からなくなった時期を「きつかった」と振り返った。
鼎談の着地は、菅田がミュージシャンのMega Shinnosukeから「菅田さんって武士じゃないですか」と言われた一言から派生した音楽にも、演劇にもいつの時代にも普遍的なものがあるということ。それぞれの視点からエンターテインメントの仕事について語り合う貴重なトークとなった。