BTS SUGA&RM、グループ支える大黒柱的存在 運命的な共通点とそれぞれの制作スタイル

 5月2日にアップされた『Run BTS!』のEP.140を見ていくと、メンバーでゲームをする際には、RMが大きな声で歌って全体を盛り上げる。その間、SUGAは静かに全体を見守っている。だが、メンバーにキムチ炒め飯を作る場面になると、SUGAはさっそうとフライパンを握る。RMはといえば、他のメンバーとブランコで揺られていたのだ。

Run BTS! 2021 - EP.140

 音楽を愛する気持ち、誠実な仕事ぶりと、物を創ることを楽しむ心。コアの部分が同じでも、その表面に出てくる行動が異なる。しかし、本質的には同じところを見ているからこそ、お互いを信用して任せることができる。その正反対のようで同じ、鏡のような関係性が実に面白いのだ。

 先のRMがSUGAにインタビューした動画では、今後の音楽プランについて「フォークソングをやりたい」と答えるSUGAに、思わずRMが驚きの表情を浮かべる。しかし、「いろんなジャンルの音楽ができるはずだ」と続けるSUGAの言葉に熱心に耳を傾けていた。SUGAは精力的にミックステープを発表するなど、RMにとって常に新しい刺激をくれるかけがえのない存在だ。

 また、SUGAから見たRMは、個性豊かなメンバーをまとめていくことができる唯一無二の人。その気苦労についても「わかっている」と定期的に声をかけている姿が印象的だ。RMがグループのフロントを担ってくれているからこそ、SUGAは音楽という自分の得意分野で才覚を発揮できるとわかっているのだろう。

 お互いがそれぞれの役割を果たし、そのまっとうしている姿そのものに、精神的に支えられる。そして両輪となってBTSを突き動かしてきた。そんなSUGAとRMが、今回揃ってリラックスした様子をSNSで披露しているのだ。それだけ「Butter」がより楽しい作品に仕上がっているのではないかという期待が高まる一方だ。

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