GENERATIONS メンバー分析【入門編】Vol.4:小森隼

GENERATIONS 小森隼、世界に評価されるダンス技術 お茶の間にも活動広げる天性のムードメーカー

 小森が得意とするダンスジャンルは、ハウスミュージック発祥の地・シカゴで生まれた“シカゴフットワーク”。高速ステップが特徴的なダンスで、「ALRIGHT! ALRIGHT!」のMVでは、足に火をつけた状態で踊る小森の見事な足捌きを見ることができる。その技術は世界的にも高く評価されており、シカゴフットワークを世界に広めたダンサーKing Charlesが率いる、シカゴフットワークのプロフェッショナル集団“Creation Global”にも所属。現在は他にも日本人が所属しているが、小森は日本人で初めてCreation Globalに加入を認められたメンバーであり、佐野からも「足技だったら日本一なんじゃないかな」(※6)と称賛されている。また、EXILE TRIBEにおいてはパフォーマーが自ら振付を考えることも多いが、メンバーそれぞれの役割を重んじるタイプの彼は、佐野や中務に振付制作を任せてダンスに専念。現在はパフォーマーとして活躍する一方で、『Eダンスアカデミー』(NHK Eテレ)の講師を務めている。EXILEに憧れ、10代でアーティストデビューを叶えた小森が、EXILE ÜSA、EXILE TETSUYAと共に子ども達にダンスを教える姿を見て、EXILEが築き上げたものの大きさを感じる人も多いことだろう。

 人懐っこい笑顔が印象的な小森のキャラクターは、自他共に認める「天性のお調子者」。筆者がインタビューをした際も、わざと楽曲名を間違えてとぼけたり、積極的にメンバーをいじりにいくなど、ムードメーカーっぷりを存分に発揮していた。そのトーク力を活かして、近年はラジオのパーソナリティや番組MCに就任。昨年10月からは『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の月曜レギュラーにも抜擢され、お昼の顔としてお茶の間にも浸透してきている。

 さらに、2019年には『HiGH&LOW THE WORST』(尾々地正也役)で俳優デビュー。今年1月には、単独トークライブ『小森隼の小盛りのハナシ』を開催するなど、デビュー前から変わらない“自分ができることを一生懸命やる”というスタンスで、GENERATIONSという名前を背負いながら、着実に活動の幅を広げている。ダンスにもグループにも、ピュアに向き合う小森隼。彼のサクセスストーリーが、さらに若い世代へと夢のバトンを繋いでいく。

1:https://vnr.jp/?p=4712
2、3、5:https://hochi.news/articles/20190628-OHT1T50190.html
4:https://mdpr.jp/interview/detail/1792741
6:https://youtu.be/e0SuBcZYduk

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter(@stmdr38)

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